葬儀にまつわるコラム

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お通夜にふさわしい親族の服装とは?男女別の服装の違いについても解説します

2022.05.06

お通夜に参列する親族は、その場に適した服装をきちんと整える必要があります。一般の参列者であれば、「訃報を聞いて急いで駆けつけた」という気持ちを表すという点でグレーや紺色といった色付きのスーツなどで式に参列されることもあるでしょう。

しかし、参列者を受け入れる立場である親族の場合は、なるべく喪服の着用をすることが望ましいとされています。喪服の着用マナーについては男性と女性とで異なっており、また、お子さんがお通夜に参列される際に着用する服装について悩まれる方も多くいらっしゃるでしょう。

今回は参列者や遺族に対して失礼にあたらない服装や、参列時に準備しておくべき小物類についてそれぞれ順に解説をいたしますので、ぜひ参考にしてください。

お通夜にふさわしい服装とは?

親族は喪服の着用が一般的

喪服というのは「喪に服す」という意味を持つもので、故人への弔意を示す服装であるとされています。そのため、お葬式や法要などの弔事においては基本的に喪服の着用をすることがほとんどです。

その中でも、お通夜は「訃報を聞いて急いで駆けつけた」という気持ちを表すために平服で参列するという慣習を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに友人や会社関係などの弔問客の立場であれば、平服で式に参列されるケースもありますが、お通夜に参列する親族は基本的に喪服の着用をすることが一般的とされています。ただし、故人が亡くなった当日に執り行われることのある「仮通夜」に参列される際などは、たとえ親族であっても遺族の心情に配慮して喪服ではなく平服で参列されたほうがよいでしょう。

男性の喪服について

男性の場合の喪服は主に「正喪服」と「準喪服」に分かれています。「正喪服」はいわゆるモーニングスーツや紋付羽織袴といった服装になりますが、最近では着用されている方はほとんどいらっしゃいません。

そのため、基本的には「準喪服」であるシングル、もしくはダブルのブラックスーツを着用することが望ましいとされています。また、ネクタイや靴下なども黒で統一し、ワイシャツはなるべく柄の入っていない白無地のタイプを選ぶようにしましょう。

喪服は着る機会が少ないため、久しぶりに出してみるとカビや虫食いが発生している可能性もあります。時間が経ってサイズが合わなくなってしまっていることもありますので、参列が決まった際は洋服全体を隅々までしっかりと点検してから着用するとよいでしょう。

女性の喪服について

女性の場合の喪服は光沢感のない黒無地のワンピースにボレロ、またはアンサンブル、スーツなどのブラックフォーマルを着用することが望ましいとされています。昔は黒の着物を着用する方もいらっしゃいましたが、こちらも最近では滅多に見かけなくなってきました。

喪服と合わせて肌の露出を避けるために、30デニール以下のストッキングを着用し、靴は黒色を基調とするシンプルなデザインのパンプスを履くようにします。なお、歩いた時にコツコツと大きく音が鳴ってしまうようなハイヒールなどの履き物は避けるようにしましょう。

小さいお子さんや学生の喪服について

小学生以下の場合

幼稚園や小学校で普段から制服で登校する学校に通ってる場合は、そのまま制服での参列でも問題ありません。それ以外の場合であっても、大人が着用するような黒一色の服にする必要はなく、黒や紺、グレーなどの地味な色合いのフォーマルな服装であれば差し支えないでしょう。

中学生から高校生の場合

中学生や高校生であれば、基本的には通っている学校の制服をそのまま着用して参列しても全く問題ありません。ただし、シャツやズボンなどを着崩してしまうことのないように、身なりを整えることを意識しておくことが大切です。

喪服を持っていない場合はどうする?

黒地のスーツで代用する

ビジネス用で黒地のスーツを持っているようであれば、そちらを着用して式に参列することも可能です。ただし、純粋な黒色になっていないことも多いため、喪服を着用した方と並ぶと違いが分かってしまいます。もし式までの日程に余裕があれば、なるべく喪服の準備をしておくようにしましょう。

貸衣装で喪服を用意する

親族の方であれば葬儀社のスタッフにお願いして、喪服のレンタルを手配してもらうことも可能です。また、最近ではインターネット上において安価で喪服のレンタルをお願いできる業者も存在してますので、そうしたサービスを活用してみてもよいでしょう。

喪服とあわせて準備したい小物類について

袱紗

袱紗はお香典を包む布地のものです。用意がなくても支障はありませんが、親族としてお香典を渡す際のマナーとしては準備をしておくと安心です。

数珠

数珠は主にお焼香をする際に使用します。形状や素材によって様々あり、100円ショップ等で売られている安価なものもありますが、なるべくなら仏具店で購入した正式なものを1つ持っておくとよいでしょう。

黒色のバッグ

式に参列する際はあまり大きな手荷物を持ち歩かないほうが良いとされています。また、親族用の控室などはスペースに限りがある場合もありますので、荷物がある際は弔事用で販売されているような小さいサイズの黒色のバッグに入れて持参するようにしましょう。

まとめ

一昔前は男性の親族が「正喪服」にあたるモーニングスーツを着用することもありましたが、最近ではシングルかダブルのブラックスーツである「準喪服」を着用していることがほとんどです。また、女性の親族に関しても昔は和装を正装と考えて着用されている方もいらっしゃいましたが、最近の傾向としては光沢感のない黒無地のワンピースやスーツなどのブラックフォーマルを喪服として着用される方が多くなってきています。

なお、お子さんについては華美にならないフォーマルな服装か、学校の制服等を着用しての参列で問題ありません。こうした服装に関するマナーとあわせて袱紗や数珠、黒色のバッグといった小物類についても後々必要になってくるため、いざという時に慌てて揃えるよりは余裕のあるうちに準備をしておくと安心です。

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