葬儀にまつわるコラム

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弔辞の例文を故人様との関係性別に徹底紹介!心に残る弔辞の書き方も

2025.06.06

弔辞を考えるときは、例文を参考にするとイメージがつかみやすくなります。 弔辞は、故人様との思い出を振り返り、感謝の気持ちを伝える大切なものです。 例文を参考にしながら、故人様への想いが伝わるように、丁寧かつ心温まる文章表現を心がけましょう。 今回は、弔辞の例文を故人様との関係性別に徹底紹介します。 心に残る弔辞を書くポイントも解説するので、ご参考にしてみてください。

弔辞とは

弔辞(ちょうじ)とは、故人様への最後のお別れの言葉として、葬儀や告別式で読み上げる文章のことです。 弔辞の目的は、故人様の生前の功績や人柄を偲び、感謝と追悼の意を伝えることにあります。 故人様と親しかった友人や仕事関係者などが、故人様を失ったご遺族の悲しみに寄り添い、慰めや励ましを贈るという大切な役割も担っています。 弔辞を読む人は、故人様と親しかった友人や職場の同僚や上司、恩師などが務めるのが一般的です。

弔辞では、故人様への呼びかけに始まり、生前の思い出やエピソード、故人様の功績、感謝の気持ちや別れの言葉を述べます。 一般的な文章量は1,000文字前後が目安で、読む時間は2〜3分に収めるのが望ましいとされています。 故人様への感謝の気持ちを伝えることは大切ですが、ご遺族や参列者の負担を考慮し、簡潔かつ心に響く弔辞を心がけるようにしましょう。

弔辞の例文【故人様との関係性別】

弔辞は、故人様との関係性によって、書くべき内容が変わってきます。 故人様の友人、同僚、子、孫、それぞれの立場に伴い、適切な内容や表現を心がけましょう。 弔辞の例文を故人様との関係性別に紹介します。

友人へ読む弔辞の例文

(故人様のお名前)さん、突然の訃報に驚き、悲しみの気持ちでいっぱいです。

今から、霊前で、心からお別れの言葉を申し上げます。
(故人様のお名前)さんとは、高校3年生のときに出会って以来、もう30年もの長い付き合いになりますね。

いつも明るく、周りを笑顔にしてくれる存在でした。特に思い出深いのは、大学受験の進路先で悩む私にあなたがかけてくれた言葉です。あの時、あなたが「◯◯の絵はみんなを幸せにする力があるから、◯◯は美術を学んで有名になるべきだ」と言ってくれたおかげで、私は夢に描いていた美術大学への進学を決心できました。

あなたの温かい励ましや、時に厳しいけれど的確なアドバイスに、どれほど助けられたかわかりません。あなたは、常に周りのことを気遣い、困っている人がいれば、決して見過ごすことはありませんでした。その優しさと、何事にも真摯に向き合う姿勢は、私にとって大きな目標であり、尊敬する友人でした。あなたとの他愛ない会話も、真剣な議論も、私の人生にとってかけがえのない宝物です。もっと一緒に過ごしたかったですし、もっと話したいことがたくさんありました。

今、こうしてあなたにお別れを告げていることが、夢であってほしいと願うばかりです。
しかし、あなたが遺してくれた多くの思い出と、私たちに与えてくれた温かい光は、これからも私たちの心の中で輝き続けることでしょう。

安らかに眠ってください。そして、本当にありがとう。
令和◯年◯月◯日 友人代表 ◯◯ ◯◯

会社関係者へ読む弔辞の例文

(故人様のお名前)様の御霊前に、謹んでお別れの言葉を捧げさせていただきます。
(故人様のお名前)様、突然の訃報に接し、弊社一同、深い悲しみと驚きに包まれております。

長年にわたり、営業部長として、多大なるご貢献を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。特に印象深いのは、新販路開拓プロジェクトでのリーダーシップ、困難な状況を乗り越えたときのご尽力や若手社員への指導です。

あの時、(故人様のお名前)様が示された粘り強い交渉力と温かいご指導は、私たちにとって常に模範であり、多くの学びと勇気を与えてくださいました。(故人様のお名前)様は、常にプロ意識を持ち、どのような困難な課題に対しても、決して諦めることなく、真摯に取り組んでいらっしゃいました。

その情熱と責任感は、私たち社員全員にとって大きな刺激となり、多くの成功へと導いてくださいました。 また、お忙しい中でも、若手社員の相談に親身に耳を傾け、惜しみないご指導をくださったお姿は、今も私たちの脳裏に焼き付いております。

(故人様のお名前)様が遺された功績と、私たちに示してくださった理念は、これからも弊社の発展を支える礎となることでしょう。私たちは、(故人様のお名前)様の教えを胸に刻み、その志を継承してまいります。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。安らかにお休みください。
令和◯年◯月◯日 ◯◯株式会社◯◯ ◯◯(役職・氏名)

父親や母親へ読む弔辞の例文

父(母)へ お父さん(お母さん)の御霊前に、謹んでお別れのご挨拶を申し上げます。
お父さん(お母さん)、私たちが幼い頃から、今日まで、本当に長い間、お疲れ様でした。そして、本当にありがとう。

突然の別れに、まだ心が整理できません。お父さん(お母さん)は、いつも家族のことを一番に考えてくれる明るい人でしたね。 私が悩んでいたときには、必ず手を差し伸べてくれて、温かい言葉で励ましてくれました。

その優しさ、温かさに、どれほど救われたかわかりません。お父さん(お母さん)が私たち家族のために尽くしてくださった愛情は、計り知れません。どんなときも、私たちの味方であり、私たちを一番に信じてくれる存在でした。

その大きな愛情と、温かい眼差しは、私たちにとってかけがえのないものです。もっともっと、お父さん(お母さん)と話したかったし、一緒に過ごしたかったです。

叶えられなかった親孝行も、数えきれないほどあります。しかし、お父さん(お母さん)が私たちに教えてくれたこと、与えてくれた愛情は、決して忘れません。

これからは、お父さん(お母さん)のように、強く、そして優しい人間になれるよう、努力してまいります。
どうか安らかにお休みください。本当にありがとう。
令和◯年◯月◯日 長男(長女)◯◯ ◯◯

祖父母へ読む弔辞の例文

祖父(祖母)へ おじいちゃん(おばあちゃん)の御霊前に、謹んでお別れの言葉を申し上げます。
おじいちゃん(おばあちゃん)、本当に突然のことで、まだ信じられない気持ちでいっぱいです。

いつも優しく、私たち孫を温かく見守ってくれたおじいちゃん(おばあちゃん)が、もういないと思うと、胸が張り裂けそうです。 私が幼い頃から、おじいちゃん(おばあちゃん)は、いつも愛情たくさんに可愛がってくれましたね。

特に思い出深いのは、両親が仕事で忙しいときに、毎日のように面倒をみてくれて美味しいご飯を作ってくれていたことです。

あの日々の楽しい出来事は、今も私の心に鮮明に残っています。おじいちゃん(おばあちゃん)の優しさとおおらかさは、私たち孫にとって常に大きな安心であり、心の支えでした。 人生の先輩として、いつも私たちに大切なことを教えてくれました。

もっとたくさんの思い出を作りたかったし、もっと話したいことはたくさんあります。しかし、おじいちゃん(おばあちゃん)が私たちに残してくれた温かい思い出と、教えてくれた多くの教訓は、これからも私たちの心の中で生き続けていくことでしょう。

どうか安らかに眠ってください。そして、本当にありがとう。
令和◯年◯月◯日 孫一同を代表して ◯◯ ◯◯

心に残る弔辞を書くポイント

心に残る弔辞を書くポイントは、故人様への感謝の気持ちを示すことです。 故人様との具体的なエピソードを盛り込んだり、簡潔で分かりやすい言葉で心を込めて語りかけたりすることも大切です。 故人様への感謝の気持ちを示すポイントを解説します。

故人様への感謝の気持ちを示す

弔辞では、故人様への感謝の気持ちを示すために、生前お世話になったことや教わったことなどを、具体的に表現しましょう。 例として、「(故人様のお名前)様のおかげで今の私があります」や「温かいご指導に心より感謝申し上げます」などといった言葉は、故人様への敬意と愛情を深く伝えられます。 感謝の言葉は、故人様の人生を称えるだけでなく、ご遺族にとっても大きな慰めとなります。

故人様との具体的なエピソードを盛り込む

心に残る弔辞にするためには、故人様との具体的なエピソードを盛り込むことが大切です。 故人様の性格や人柄が伝わるような、個人的な思い出を語りましょう。 「あの時、(故人様のお名前)様が〇〇と言ってくださったおかげで…」、「一緒に〇〇したときの優しい笑顔が忘れられません」などといった具体的な描写は、聞く人の心に故人様の姿を鮮明に描き出し、共感を呼び起こします。 あまり難しく考えず、印象に残っている素敵なエピソードを自然体で盛り込んでみましょう。

簡潔でわかりやすい言葉で心を込めて語りかける

弔辞は、故人様に感謝の気持ちを伝える言葉ですが、ご遺族や参列者への配慮も欠かせません。 簡潔でわかりやすい言葉を選び、自然体で心を込めて語りかけるように意識しましょう。 難解な表現や回りくどい言い回しは避け、率直な言葉で故人様への想いを伝えるのがポイントです。 感情的になりすぎず、落ち着いたトーンで読み上げることも大切です。 故人様への深い愛情と敬意をストレートに込めることが、参列者の心に残る弔辞となるでしょう。

弔辞は例文を参考にして故人様への想いを伝えよう(まとめ)

弔辞は、故人様への最後のお別れの言葉であり、生前の功績や人柄を偲び、感謝と追悼の意を伝える大切な役割を担っています。 ご遺族の悲しみに寄り添い、慰めと励ましの想いを伝えるものでもあります。 心に残る弔辞を書くためには、故人様との関係性に応じた内容を心がけることが大切です。

友人、会社関係者、ご親族、それぞれの立場に応じた、ふさわしい言葉を選びましょう。弔辞には「故人様への感謝の気持ち」を具体的な言葉で表し、「故人様との具体的なエピソード」を盛り込むことで、故人様の人柄や思い出を鮮やかに伝えられます。 何よりも大切なのは、簡潔で分かりやすい言葉を選び、心を込めて語りかけることです。難解な表現を避け、ストレートな言葉で故人様への深い愛情と敬意を表現しましょう。

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