葬儀にまつわるコラム
お葬式の挨拶例文をそれぞれの立場で解説!ご遺族にかける言葉や喪主挨拶とは
2024.11.07
目次
お葬式の挨拶を考えるときは、例文を参考にするのがおすすめです。お葬式の挨拶は、葬儀の種類や挨拶をする方の立場によって、内容が異なります。今回は、お葬式の挨拶例文をそれぞれの立場で解説します。ご遺族にかける言葉や喪主挨拶の例文、お葬式の挨拶をするときのポイントも紹介するので、ご参考にしてみてください。
お葬式の挨拶の重要性
お葬式の挨拶は、故人様を偲ぶためだけにあるのではなく、ご遺族と参列者のコミュニケーションとして、大切な役割を担っています。 お葬式の場で故人様への挨拶や言葉を述べることは、故人様の生前のご厚情に感謝の気持ちを伝えることとなり、ご冥福を祈りながら故人様の霊を慰めることができます。
故人様への感謝の気持ちや想いを述べることは、ご遺族への励ましにもなるでしょう。お葬式の受付での挨拶や、ご遺族へのお声かけ、喪主挨拶などは、ご遺族と参列者の関係性を深めるうえでとても重要です。ご遺族は挨拶を通じて参列者に対して、遠方から駆けつけてくれたことや普段からお世話になっていることなどに、感謝の気持ちを伝えることができます。
お葬式の挨拶は、ご遺族と参列者の今後の交流関係を、良好に維持することにも寄与します。 お葬式の挨拶は故人様を偲び感謝の気持ちを伝えるだけでなく、ご遺族と参列者の関係性を深め、お互いに励まし合う役割も担っているのです。
お葬式の挨拶例文【ご親族がご遺族にかける言葉】
お葬式でご親族がご遺族にお声かけするときは、関係性にもよりますが、まずは「この度はご愁傷様です。心からお悔やみ申し上げます。」と挨拶しましょう。 続いて、以下のような故人様を偲ぶ言葉をお伝えします。
- 「◯◯さんは、本当に温かくて優しい人でした。あの笑顔が忘れられません。本当に感謝しています。」
- 「◯◯さんには、小さな頃から本当にお世話になりました。私にとって◯◯さんは兄のような存在でもありました。たくさんの良い思い出をありがとうございました。」
以下の例文のような、ご遺族を励ます言葉を添えるのも良いでしょう。
「突然のことで、残念でなりません。どうか、ご無理なさらないよう、私にできることがあれば、いつでも言ってください。」
ご親族であっても、ご遺族に対しては敬意と弔意を示し、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
お葬式の挨拶例文【参列者がご遺族にかける言葉】
お葬式の挨拶として、参列者がご遺族にかける言葉の例文は、以下のとおりです。
- 「この度は誠にご愁傷様でございます。胸中をお察しすると、どのような慰めの言葉も思いつきません。◯◯様のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。」
- 「この度は誠にご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げます。◯◯様には大変お世話になりました。どんなにお辛いことか、胸中お察しいたします。どうかお身体を大事にされてください。」
ご遺族に言葉をかけるときは、故人様への感謝の気持ちやご冥福を祈る旨を伝えたうえで、ご遺族の励ましとなるような挨拶を意識しましょう。
お葬式の挨拶例文【参列者が受付でかける言葉】
お葬式の挨拶として、参列者が受付でかける言葉の例文を紹介します。 「この度はご愁傷様でございます。」 「心よりお悔やみ申し上げます。」 「心から哀悼の意を表します。」 お葬式の受付での挨拶は、なるべく短く簡潔にします。 故人様への深い感謝の気持ちや想いは、葬儀が落ち着いたタイミングでご遺族に直接伝えるか、通夜ぶるまいなどの場で語るようにしましょう。
お葬式の挨拶例文【一般葬での喪主挨拶】
お葬式の挨拶として、一般葬での喪主挨拶の例文を紹介します。 「本日はご多用の中、ご参列いただき誠にありがとうございます。 私は長男の◯◯でございます。喪主として一言、ご挨拶を申し上げます。 去る◯月◯日、◯◯は息を引き取りました。享年◯◯歳でした。 (故人様のエピソードなど) 生前はひとかたならぬご厚情をあずかり、深く感謝しております。 残された家族にも、◯◯の生前同様変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。 本日は誠にありがとうございました。」 一般葬では、ご遺族やご親族以外の参列者もいらっしゃいます。 丁寧な言葉遣いを心がけ、故人様の生前のエピソードなども交えながら、ご遺族代表として参列者に感謝の気持ちを込めて挨拶をしましょう。
お葬式の挨拶例文【家族葬での喪主挨拶】
お葬式の挨拶として、家族葬での喪主挨拶の例文を紹介します。 「本日は亡き◯◯のためにお集まりいただき、ありがとうございました。おかげさまで、葬儀を滞りなく終わらせることができました。◯◯もさぞ、喜んでいることと思います。本日は、こちらで解散とさせていただきます。ありがとうございました。」 家族葬での喪主挨拶は、一般葬の喪主挨拶よりも、簡潔にまとめても構いません。 ただし、家族葬であっても参列者が多い場合や、一般の参列者がいる場合は、一般葬の喪主挨拶と同じように、より丁寧な言葉遣いと表現を意識しましょう。
お葬式の挨拶をするときのポイント
お葬式の挨拶をするときのポイントは、相手の目を見てしっかりと、落ち着いた声のトーンで話すことです。 特に、喪主挨拶などの場合は、挨拶例文を参考に原稿を用意されることが多いかと思いますが、なるべく参列者のお顔を見渡しながら、心から出た言葉も大切にするようにしましょう。 お葬式の挨拶は完璧にこなすことよりも、ご遺族や参列者、そして故人様に対する真の想いを伝えられるように心がけることが大切です。 忌み言葉を避けるなどのマナーを守ることは大切ですが、緊張しすぎないようにリラックスして、故人様とご遺族に心からの弔意を示しましょう。
お葬式の挨拶は例文を参考にしてアレンジしましょう(まとめ)
お葬式の挨拶の内容は、葬儀の種類やご自分の立場によって変わってきます。 お葬式の挨拶では故人様を偲び感謝の気持ちを伝えたり、ご遺族を励ましたり、心から出た言葉も大切にしながら、弔意を表現するようにしましょう。 ただし、葬儀の場では忌み言葉や重ね言葉を使わないなど、守るべきマナーもあります。 相手に不快な思いをさせないためにも、言葉遣いや立ち振る舞いには気をつけ、お葬式で挨拶をするときは落ち着いた声のトーンで相手のお顔をしっかり見ながら、気持ちを言葉にして伝えるようにしましょう。
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