葬儀にまつわるコラム
葬儀の進行について日程の決め方や当日までの流れをご説明いたします
2024.01.17
目次
葬儀の進行をしていく上では、まず臨終を告げられた瞬間がスタート地点となってきます。その際に家族としては悲しみに暮れる気持ちを抑えて、今後のことを考えていく必要に迫られることでしょう。ですが、葬儀の経験自体は決して多くあるものではなく、慣れているという方はほとんどいらっしゃいません。葬儀社の手配をしたり、葬儀の日時を決めたりといった様々な行動をしなくてはならないため、精神的な負担も大きくなってきます。
そこで今回はもしもの際に少しでも落ち着いて葬儀の進行が出来るように、葬儀当日に至るまでの流れを詳しく解説いたします。また、一例として実際におこなわれる当日の葬儀の流れについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
臨終から葬儀社手配をおこなうまで
病院や介護施設で臨終を迎えた際には、まず医師の看取りと看護師によるエンゼルケアがおこなわれます。また、在宅介護をされていた方も同様にかかりつけ医による看取りをすることになります。その際には葬儀社へ連絡してお迎えの車の手配をしてもらうように伝えられるでしょう。もし大きな病院で亡くなった際は霊安室などでお身体の一時的なご安置をされる場合もありますが、ほとんどのケースではすぐに出発できるように進行をしなくてはなりません。
まず最初に決める必要があるのはお身体の安置先です。長年住み慣れた自宅への安置をされる方もいらっしゃいますが、難しい場合には専用の安置施設に連れて行ってもらうことも出来ます。また、式までの日程の都合上で2〜3日だけ自宅で過ごし、その後を安置施設で預かってもらうなど柔軟に対応してくれることもあるため、希望がある際は予め葬儀社に伝えておくようにしましょう。
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葬儀日程を決める際に確認すること
葬儀を執り行うエリアを決める
ご安置をした後で葬儀に関する打ち合わせをおこないます。その際はまず葬儀を執り行うエリアを決めていきます。多くの方が故人の住民票のある地域にておこないますが、喪主の住んでいる地域や参列者にとってアクセスの良い地域が良いといった希望がある場合は予め相談するようにしましょう。
葬儀の形式を決める
葬儀の進行において一番大切なのは形式についてです。従来は通夜と告別式といった2日間に渡って葬儀を執り行う形式が一般的でしたが、最近では参列者が親族中心になってきている背景もあり、告別式のみをおこなう一日葬や火葬のみをおこなう火葬式(直葬)といった形式も増えてきています。どのような形式で送って差し上げるかを家族間でよく相談するようにしましょう。
菩提寺との日程調整をおこなう
葬儀日程を決める際に菩提寺との付き合いがある方に関しては、予め住職と相談しておく必要があります。菩提寺に相談せずに勝手に日程を決めてから連絡をしたり、葬儀の依頼はせずに後日納骨だけ依頼してしまうと多くの場合はトラブルの元となってしまいます。なお、菩提寺がない場合には葬儀社のほうから紹介を受けることも可能ですので、意向をお伝えするとよいでしょう。
参列者へ訃報の連絡をする
日程が決まった後は速やかに参列者へ訃報の連絡をしていきます。葬儀社から連絡用の用紙を渡されるので、その情報を元に電話やFAX、メールなどを活用してお声をかけるとよいでしょう。また、最近ではLINEなどのSNSを通じて連絡を取られる方も多いようです。 その連絡の状況によって当日の参列人数の確定や供花の手配などをおこなっていきますが、参列者を限定したい場合や供花を辞退したい場合などは事前に一言添えておく必要があります。
一般的な葬儀・告別式の進行について
最近では通夜を執り行わない一日葬が増えてきている
葬儀に関しては地域差はあるものの、最近では通夜をおこなわない一日葬が増えてきています。通夜がある場合はお寺様によるお経を読んでもらった後で、通夜振る舞いの会食をおこない、状況によって翌日まで付き添うといったことがありますが、これらをすべて省略する形です。なおその際に一日葬では内容が変わると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、通夜をした際の翌日に行われる告別式と進行は変わりありません。 そこで最後に一日葬で葬儀を進行した場合のタイムスケジュール例についてご紹介いたします。
11時開式の一日葬のタイムスケジュール例
時間 | 式進行 | 進行内容 |
---|---|---|
10:00 | 親族・受付係 集合 | 親族だけでなく、受付を依頼される方にも少し早めに来ていただくよう依頼します。 |
10:15 | 受付開始 | |
10:50 | 遺族・参列者 着席 | 開式の10分前には式場内に着席をしておくようにしましょう。 |
11:00 | 開式・導師入場 | |
11:10 | 親族 お焼香 | 喪主から順番にお焼香をします。 |
参列者 お焼香 | 親族のお焼香の後で案内が入ります。 | |
11:40 | 導師退場・お花入れなど | 祭壇脇の供花などをお摘み取りをして柩の中にお入れします。 |
11:50 | 喪主挨拶 | 参列者へ向けたお礼の挨拶をおこないます。 |
12:00 | 閉式・ご出棺 | 霊柩車やマイクロバスに乗り込み、火葬場へ向け出棺の運びとなります。 |
13:00 | ご火葬・食事 | 火葬中に精進落としの食事の案内があります。 |
14:30 | 収骨 | 遺骨を収骨容器に納めます。 |
15:30 | ご解散 | 式場等に戻って解散となります。 |
上記のようにご進行することが多いですが、参列者の規模や式場の場所等によって変動はあります。葬儀日程が決まった際に葬儀社のスタッフよりスケジュールの説明がありますので、併せてしっかりと確認しておくようにしましょう。
まとめ
臨終の瞬間を迎えた後は、医師の看取りや看護師によるエンゼルケアがおこなわれるため、その間に葬儀社への連絡を済ませておく必要があります。葬儀社手配の車両で身体を安置した後は葬儀を執り行うエリアや葬儀形式に基づき、菩提寺との調整をして日程を決めていきます。日程が確定したら参列者へむけて速やかに訃報の連絡をするようにしましょう。
なお従来は2日間に渡ってのお葬式が一般的でしたが、最近では通夜をおこなわない一日葬という形式も増えてきています。進行自体は特に大きく変わるものではありませんが、慣れないことで戸惑ってしまう方もいらっしゃいますので、この機会にしっかりと内容を把握しておくと、もしもの際も安心です。
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