葬儀にまつわるコラム

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通夜での親族の振る舞い方や香典・供花の相場について詳しく解説します

2023.11.16

通夜に参列する親族にとって、当日の振る舞い方やマナーなどを気にされる方が多くいらっしゃいます。故人から見て単純に親族という立場では遺族ほど近しいわけではないものの、一般の弔問客がいらっしゃった際には状況に応じて相応の対応が求められる場面もあるでしょう。また、親族としてお香典を持参する場合の相場や供花の出し方について戸惑ってしまう方も多く見受けられます。

そこで今回は通夜での親族の振る舞い方について集合時刻や服装、お香典相場、供花を出す際の注意点に至るまでを詳しく解説いたします。家族や一般弔問客の双方にとって失礼のない振る舞いができるようになるためにも、内容をぜひ参考にしてください。

親族とは?

親族とは民法上、「6親等以内の血族もしくは配偶者、及び3親等内の姻族」を指しています。ですが、関係を辿っていくと相当数の人数が該当してしまうため、葬儀の場においては普段から親戚付き合いのある関係性の方を親族と見てよいでしょう。また、似たような用語に「遺族」がありますが、これは一般的に亡くなった方の配偶者や子供達など生計をともにしてきた間柄にある方を指すことが多いです。

通夜での親族の振る舞い方について

式場には1時間〜30分前に到着しておく

親族は通夜の開式する時刻にあわせ、一般の会葬者よりも時間に余裕を持って参列されるとよいでしょう。そのため、開式の1時間〜30分前には式場に到着していることが望ましいです。なお、親族の中には当日の受付の手伝いや親戚間の供花のとりまとめをお願いされる方もいらっしゃるでしょう。その場合は遺族と同様に当日の式の流れや担当する業務の確認をしておくと安心です。

通夜でも喪服を着用して参列するのが一般的

昔から通夜時は訃報を聞きつけて慌てて参列したという意志をあらわすために、喪服を避けるという風習がありますが、実際に見かけるケースは非常に稀です。特に親族という立場においては基本的に喪服を着用することが一般的なマナーとして定着しています。

喪服については男性であれば「準喪服」とも言われるシングルかダブルのブラックスーツ、女性であれば光沢感のない黒無地のワンピースやスーツなどのブラックフォーマルを着用される方がほとんどです。なお、お子さんについては華美にならないフォーマルな服装か、学校の制服等を着用しての参列で問題ありません。

通夜振る舞いがある場合はなるべく立ち寄る

地域によって異なりますが、通夜の式が終わった後には参列者向けの会食ができる場として、通夜振る舞いの席が設けられることがあります。

こうした通夜振る舞いの食事の席には、親族としてもなるべく立ち寄ることがマナーとされています。なぜなら、食事そのものが故人への供養となり、また故人の思い出話などをすることがご遺族への慰みにもなるからです。

ただし、お酒が振る舞われる場でもあるため、飲みすぎて周りに迷惑が掛からないようにするといった最低限の配慮はわきまえておく必要があります。

親族間でのお香典相場について

親族の中でも故人との関係性が近ければ近いほど、持参されるお香典の金額は多くなる傾向にあります。その一例としては、以下のような相場金額となります。

    • 故人の子供 50,000円~100,000円
    • 孫・故人の兄弟 30,000円~50,000円
    • 親戚(甥・姪・いとこなど) 10,000円~50,000円

ただしお香典はあくまでも包む側にとっての気持ちを表すものなので、必ずしも相場どおりの金額を包む必要はありません。お香典以外にも親族として供花を出すといった選択肢も検討されるとよいでしょう。

親族で供花を出す際の注意点

供花は祭壇脇にスタンド花として飾られて、それぞれに名義札が立てられます。親族として供花を出す際は「兄弟一同」や「甥・姪一同」といった複数名の親族をまとめて表記する場合もあれば、個人名で出す場合もあります。

複数名の場合、兄弟という表記に限ってみても「兄妹・姉弟・弟妹」など表記の仕方も様々あり、誰が費用の支払いなどをまとめるのかといった細かい点に至るまで、予めしっかりと相談しておく必要があるでしょう。

また、個人名で出す場合にも連名という表記の仕方があり、夫婦や家族などを含めた2〜3名を併記することが出来ます。その際に4名以上の人数になってしまうと、名義札に書かれる文字がかなり小さくなってしまうため、文字のバランスなども含めて事前に相談しておくと安心です。

通夜に参列できない場合はどうする?

親族として通夜に参列が出来ない場合は、翌日の告別式への参列を検討します。それでも参列が叶わないのであれば、弔電を遺族の自宅やセレモニーホールに届けてもらうといった方法を検討されるとよいでしょう。

また、祭壇脇に飾る供花やお香典を送るのも一つの方法としてあります。ただし、お香典に関しては現金書留での依頼方法に限られてしまうため、事前に遺族やセレモニーホールに一報を入れておく必要があります。

他にも、直接会ってお悔やみを伝えたいという場合には、式が終わった後で自宅へ直接伺うという方法があります。その際は遺族の都合もあるため必ず事前に連絡をしてから伺い、訪問時もあまり遺族の負担にならないように長居しないといった配慮をされるとよいでしょう。

まとめ

法律上の親族は6親等以内の血族、配偶者及び3親等内の姻族とされていますが、かなり広い定義のため、一般的に親戚の関係にあたる方を親族とみてよいでしょう。親族は1時間前~30分前ごろに式場へ向かい、受付などを済ませておきます。

その際に渡す香典相場としては故人との関係に応じて1万円~5万円の間になることが多いです。また、参列時は喪服を着用し、お式の後に通夜振る舞いがある場合にはなるべく立ち寄るのがマナーとされています。

なお参列が出来ない場合には弔電や供花を送ることで代わりに弔意を表すことも出来ます。各状況に応じて適切な振る舞いが出来るように内容をしっかりと理解しておくと安心です。

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