葬儀にまつわるコラム
三回忌とは?香典袋の書き方や法要のマナーなどを徹底解説!
2025.11.06
目次
三回忌は、故人様がご逝去されてから満2年目に執り行う年忌法要です。 ご遺族やご親族、故人様と関係性の深い方々が集まり、故人様を供養します。 三回忌のマナーは、一周忌など他の法要とは異なる点があります。 ご遺族も参列者の方も、法要の前にマナーを確認しておけると安心です。 今回は、三回忌について徹底解説します。 三回忌の香典袋の書き方や法要のマナーなどを解説するので、ご参考にしてみてください。
三回忌は故人様がご逝去されてから満2年目に執り行う法要
三回忌とは、故人様がご逝去されてから満2年目にあたる祥月命日に執り行う年忌法要のことです。 故人様がご逝去された年を「1年目」と数えるため、満2年目は「3年目」にあたり、「三回忌」と定められています。 三回忌は、最初の年忌法要である一周忌に次ぐ大切な法要です。 三回忌までは比較的大規模で法要を執り行うことが多く、ご遺族やご親族のみならず、故人様と関係性の深い一般の方も招きます。 三回忌を迎える頃には、ご遺族の悲しみも少しずつ癒え、心穏やかに故人様をご供養できるかと思います。 一周忌と同様に、三回忌は原則として故人様の命日に執り行いますが、参列者の都合を考慮し、命日よりも前の土日祝日に執り行うことが多くなっています。
三回忌の香典袋の書き方
三回忌に参列する際は、香典を持参するのが一般的です。 三回忌法要での香典袋の書き方には、いくつかマナーがあります。 まず、香典袋は黒白または双銀の水引が印刷されたものか、水引を結んだものを選びます。 表書きには「御仏前」と記載し、下部中央には、香典を包む方の氏名をフルネームで記入します。 お通夜や告別式の香典袋の表書きは、悲しみを表現するために薄墨を使用するのがマナーです。
一方、三回忌の場合は悲しみが癒えてきたという意味合いから、濃い墨を使用するのが一般的です。 ボールペンは略式とされるため、毛筆や筆ペンを使いましょう。 中袋の表面には、包んだ金額を旧字体で記載します。 たとえば、5千円であれば「金伍仟圓也」、1万円であれば「金壱萬圓也」と記載します。 「也」には端数がないという意味合いがありますが、付けなくても構いません。 中袋の裏面左下には、住所と氏名を記載しましょう。
香典の金額相場
三回忌の香典の金額相場は、故人様との関係性や、法要後の会食(お斎)の有無によって変動します。一般的に、三回忌は一周忌に次ぐ大切な法要であるため、七回忌以降よりもやや高めの金額を包む傾向にあります。 三回忌の香典の金額相場は、以下のとおりです。
- 故人様の配偶者やお子様:1〜5万円程度
- 故人様の兄弟姉妹や孫など:1〜3万円程度
- 故人様の甥姪や叔父叔母など:5千円〜1万円程度
- 故人様の友人知人や会社関係者など:5千円〜1万円程度
故人様と関係性が深いほど、包む金額は高くなります。法要後に会食がある場合は、会食費用として上記の金額に上乗せして、一人あたり5千円〜1万5千円程度を包むのがマナーです。
三回忌のマナー
三回忌では、服装や参列者、挨拶などに一般的なマナーがあります。一周忌など他の法要とは異なるマナーもあるため、事前に確認しておきましょう。三回忌のマナーを解説します。
服装
三回忌法要の服装は、「準喪服」を着用するのが一般的です。準喪服とは、正喪服に次ぐ格式を持つ喪服のことです。男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルを着用します。ご遺族からの案内に「略喪服(平服)でお越しください」と記載があった場合は、略喪服でも構いません。ただし、略喪服(平服)は、普段着を指しているのではありません。ダークカラーのスーツやワンピースを選び、派手な装飾品などは控えるようにしましょう。
参列者
三回忌の参列者の範囲は、法要の規模やご遺族のご意向などによって異なります。二親等の近しいご親族を中心に執り行うのが一般的ですが、ご遺族やご親族のみならず、故人様と関係性の深い友人知人や会社関係者などが参列することもあります。三回忌以降は、徐々に法要の規模を縮小していく傾向にあり、七回忌以降はご家族のみで行うことも多くなります。
そのため、三回忌は、ご親族やご友人などが集まる、最後の大きな法要の機会となるかもしれません。参列者をどこまでの範囲でお招きするかは、生前の故人様のご意向を尊重しながら、ご遺族でよく話し合って決定することが大切です。
挨拶
三回忌法要では、喪主が開式や閉式の挨拶を行うのが一般的です。喪主挨拶には、故人様を偲ぶ気持ちと、参列者への感謝を伝える意味合いがあります。 まず、開式の挨拶は、法要の開始時に行います。参列者が集まってくださったことへの感謝を述べ、故人様との思い出を簡潔に振り返りましょう。 閉式の挨拶は、僧侶による読経や参列者の焼香が終わり、僧侶が退場した後に行います。 無事に法要を終えられたことへの感謝を改めて述べ、法要後の会食(お斎)がある場合は、案内をします。
参列者がご遺族に対して挨拶をする場合は、「この度は、故人様をお偲びする機会をいただき、ありがとうございます。」や「在りし日のお姿を偲んでおります。」などとお声かけしましょう。 三回忌であっても、「死ぬ」や「苦しい」などの忌み言葉は避け、「重ねる」や「度々」などの重ね言葉も、使わないように配慮するのが基本的なマナーです。
三回忌は故人様を偲ぶ大切な年忌法要(まとめ)
三回忌は、故人様がご逝去されてから満2年目に執り行われる、一周忌に次いで大切な年忌法要です。三回忌までは比較的規模を大きく執り行うことが多く、ご家族やご親族だけでなく、故人様と親交の深い方々が一堂に会する大切な機会となります。参列者はご遺族への配慮として、マナーを守ることが大切です。香典袋の正しい書き方や、会食の有無を考慮した香典の適切な金額相場を理解しておくことが重要です。
また、ご遺族・参列者ともに、準喪服または略喪服(平服)といった服装マナーを守ることも、故人様への敬意を示すうえで欠かせません。三回忌は、ご遺族の悲しみが少しずつ和らぎ、故人様との思い出を穏やかに語り合える節目の機会となります。
今回の記事でご解説した香典袋の書き方や服装などのマナーを参考に、故人様への感謝と敬意を込めて、心穏やかに供養を執り行いましょう。お葬式のご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。横浜市神奈川区、都筑区に直営式場もございます。随時内覧も可能です。
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