葬儀にまつわるコラム
「家族葬ホール」ってなに?利用するメリット・デメリット、費用を徹底解説
2025.09.09
目次
家族葬ホールとは、家族葬を執り行うのに特化した斎場のことです。 近年では家族葬の増加に伴い、家族葬ホールの利用を検討する方が増えています。 しかし、家族葬ホールの特徴や利用するメリット・デメリット、費用などをご存知の方は少ないのではないでしょうか。 今回は、「家族葬ホール」について徹底解説します。 家族葬ホールを利用するメリット・デメリット、費用、選び方も解説するので、ご参考にしてみてください。
家族葬ホールとは
家族葬ホールとは、ご家族やご親族など、近親者のみで葬儀を執り行う「家族葬」に特化した小規模な斎場のことです。 故人様との最後の時間をゆっくりと過ごせるように、アットホームで落ち着いた雰囲気に設計されています。 参列者10〜30人ほどを想定した設計となっていることが多く、自宅のようにリラックスできる配慮が施されています。
小規模な斎場ですが、遠方からのご家族やご親族を迎えられるように、宿泊設備が整っているホールも増えています。 一日一組限定の家族葬ホールもあり、他の方と顔を合わせることなく、ご家族とご親族だけで故人様の葬儀を執り行いやすいのが特徴です。
家族葬ホールを利用するメリット
家族葬ホールを利用するメリットは、家族葬に特化しているため手続きが円滑に進むことです。 参列者への対応負担が少なく、費用を抑えられる可能性があることも利点です。 家族葬ホールを利用するメリットについて詳しく解説します。
家族葬に特化しているため手続きが円滑に進む
家族葬ホールは、その名の通り家族葬に特化しているため、契約や手続きが円滑に進みやすいメリットがあります。 家族葬の経験が豊富な専門スタッフが、ご遺族のご意向を丁寧に汲み取りながらサポートしてくれるでしょう。 疑問や不安な点があっても、専門的な知識を持ったスタッフが親身に対応してくれるので安心です。 故人様との最後のお別れの時間に集中できる環境が整っているため、ご遺族の精神的な負担を軽減できる大きな利点もあります。
参列者への対応負担が少ない
家族葬では、参列者を近親者に限定するため、基本的には一般葬のように受付を配置したり、多くの香典返しを用意したりといった準備の必要がありません。 悲しみの中、無理をして参列者対応する必要もありません。 ご遺族の参列者への対応負担を軽減できるのは、大きなメリットです。 家族葬ホールでは近親者だけで、故人様との思い出を語り合ったり、静かに偲ぶ時間を大切にしたりすることができます。 精神的・肉体的な負担が軽減されることは、ご遺族が穏やかに過ごすためにとても重要です。
費用を抑えられる可能性がある
家族葬ホールの費用は、一般葬の斎場費用と比較すると安くなる傾向にあります。 家族葬ホールは小規模な空間で、必要最低限のシンプルな設備が整えられてあるからです。 家族葬では参列者が少なくなるため、返礼品や会食の費用も抑えられます。 葬儀のプラン内容によって費用は変動しますが、一般的には、費用を抑えやすい傾向にあるといえるでしょう。
家族葬ホールを利用するデメリット
家族葬ホールを利用するデメリットは、規模が小さく寂しい印象になることがあることです。 地域の慣習によっては理解されない懸念もあります。 家族葬ホールを利用するデメリットを詳しく解説します。
規模が小さく寂しい印象になることがある
家族葬は、参列者が近親者に限定されることから、一般葬と比べると小規模な葬儀となります。 実際に家族葬ホールを利用してみると、規模が小さく、寂しい印象を抱いてしまうかもしれません。 ご遺族からは「故人が寂しい思いをしたのではないか」、「賑やかにお見送りしてあげたかった」といった声が寄せられることもあります。
葬儀に参列できなかった方から「なぜ参列させてくれなかったのか」という残念な思いを吐露されることもあります。 家族葬ホールの利用は、ご遺族にとっては静かに故人様を偲不ことができるメリットがありますが、人によっては「寂しいお葬式」という印象を抱く可能性があることを認識しておきましょう。
地域の慣習によっては理解されない場合がある
家族葬は近年増加している葬儀形式ですが、すべての地域で受け入れられているわけではありません。 特に、地域コミュニティとの繋がりが強い地域や、昔ながらの慣習を重んじる地域では、「葬儀は盛大に執り行うべき」と、家族葬に理解を示されない場合があります。
家族葬ホールの利用を選択することで、ご遺族は肩身の狭い思いをしたり、人間関係に亀裂が入ったりする懸念があります。 家族葬ホールの利用を検討するときは、地域の慣習や人間関係を考慮し、事前にご親族や地域の方々とよく話し合うことが大切です。
家族葬ホールの料金目安
家族葬ホールの料金目安は、約40〜100万円ほどです。家族葬ホールの料金は、立地や設備、契約するプラン内容によって大きく異なります。 契約内容によっては、棺や骨壺の費用などが別途請求されることもあります。 その他の費用として、火葬費、会食費、返礼品費などが加わるため、総額では50〜150万円ほどになるのが一般的です。葬儀社によっては、家族葬に必要なものがすべて含まれたプランが用意されている場合もあるため、料金の内訳を事前にしっかりと確認することが大切です。
家族葬ホールの選び方
家族葬ホールを選ぶときは、まず立地とアクセスを確認しましょう。 ご自宅や最寄りの駅から近いか、駐車場は十分にあるかなど、遠方のご家族やご親族もアクセスしやすい立地であるかを判断します。宿泊設備が整っているか、故人様らしいお見送りができるようなプランがあるか、など、設備やサービスの内容にも気を配りましょう。
料金体系が明確で、見積もりの内訳を丁寧に説明してくれるかどうかも重要なポイントです。最後に、何よりも大切なのはスタッフの対応です。 親身になって相談に乗ってくれるか、ご遺族の気持ちに寄り添ってくれるかなど、信頼できるスタッフがいるかどうかを判断基準にしましょう。疑問や不安は遠慮せずに問い合わせ、可能であれば複数社を相見積もりし、慎重に比較検討を行うことが大切です。
家族葬ホールの利用はご家族で話し合い検討しましょう(まとめ)
家族葬ホールは、故人様との最後の時間を静かに、穏やかに過ごしたいご家族にとって、最適な選択肢の一つです。 手続きの負担が少なく、費用を抑えられるメリットがある一方で、規模の小ささから寂しい印象になることや、地域の慣習と合わない可能性があるといったデメリットも存在します。大切なのは、ご家族の皆様が故人様への想いを尊重し、納得のいくお見送りができるよう、事前にしっかりと話し合うことです。葬儀社は信頼がおけるか慎重に判断し、故人様を安心して送り出せるよう、慎重にご検討されてくださいね。
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