葬儀にまつわるコラム

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葬儀は仏滅を避けるべき?大安や友引は?やってはいけない日を3つのポイントで解説

2024.08.07

葬儀は仏滅を避けるべきか、気になる方は多いのではないでしょうか。結論から申し上げますと、葬儀は仏滅の日に執り行っても問題ありません。仏滅は仏教とは関係がなく、葬儀を執り行ううえで特に考慮するべき理由がないからです。

ただし、六曜の中には葬儀を執り行うのを避けたほうがいい日が存在します。

今回は、葬儀は仏滅を避けるべきか、大安や友引に執り行ってもいいのか、やってはいけない日について3つのポイントで解説します。六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)の基本も紹介するので、ご参考にしてみてください。

葬儀は仏滅を避けるべき?

仏滅とは、六曜の一つで古くから凶日とされてきたものです。仏滅には引っ越しや結婚式など、慶事を避ける方が多く見受けられます。仏滅に慶事を執り行うのは縁起が悪く、不幸を招くかもしれないと考える方が多いからです。

しかし、実は六曜は仏教とは関係がなく、科学的根拠もありません。民間信仰の一つであり、近年では仏滅でも気にせず慶事を執り行う人も増えているようです。

従って、葬儀は仏滅に執り行っても問題ありません。葬儀の「故人を偲び、冥福を祈る」という目的考えると、日取りよりも気持ちのほうが大切です。どうしても気になる場合は、葬儀社に相談をして、より適切な日取りを選べないか確認してみましょう。

葬儀をやってはいけない日を3つのポイントで解説

葬儀をやってはいけない日というのは、基本的には存在しません。ただし、六曜の中の「友引」の日は、なるべく葬儀を避けたほうがいいという考え方もあります。葬儀をやってはいけない日について3つのポイントで解説します。

1.葬儀をやってはいけない日は基本的にない

葬儀の目的は、故人を弔い、冥福を祈ることです。 いつ執り行うかよりも、故人を偲び、感謝の気持ちを表すことのほうが大切です。従って、葬儀をやってはいけない日は基本的にないと考えて問題ありません。

ただし、故人から生前に葬儀について何か希望を伝えられていた場合は、尊重したほうが良いケースがあります。 ご遺族で話し合い、葬儀をトラブルなく執り行えるよう日取りを決定しましょう。

2.大安も仏滅の日も葬儀を執り行っていい

六曜の中には、「大安」という吉日があります。 大安は仏滅と反対に、六曜の中で最も吉日とされており、引っ越しや結婚式など慶事を執り行うのに最適な日だと考えられています。

おめでたい印象の強い大安の日に、弔事である葬儀を執り行ってもいいのか気になる方が多いかと思いますが、基本的に問題ありません。 仏滅と同じく、六曜は仏教とは関係がなく、あくまで考え方の一つでしかないからです。

故人の生前の希望がある場合は尊重するべきですが、特にない場合は、大安でも気にせず葬儀を執り行って差し支えありません。

3.友引の日はなるべく避ける

六曜の中に、「友引」という日があります。友引には、どんなことでも友を引きつけ、良いことでも悪いことでもその影響が大きくなるという意味があります。

六曜は仏教と関係がなく、あくまで考え方の一つであるため、基本的には葬儀を執り行ってはいけない日というのは存在しません。ただし、六曜の考え方を尊重している方にとっては、友を引きつけるという意味をもつ友引の日取りは、縁起が悪いと考えることもあるようです。

古くからの習わしとして、友引の日に葬儀を執り行うのを避けている地域もあります。葬儀を友引に執り行っても宗教的な問題はありませんが、避けたほうがいいと考える人や地域があるため、ご遺族で話し合って日取りを決めることが大切です。

六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)の基本

六曜とは、「先勝」、「友引」、「先負」、「仏滅」、「大安」、「赤口」の6つの曜日のことです。 六曜は中国から日本に伝わったといわれている、暦注の一つです。 六曜の基本について紹介します。

先勝

先勝には、先手必勝の意味があります。 午前中は吉、午後は凶とされており、慶事は午前中に執り行うことが多いようです。勝負ごとや新しいことを始めるのに、最適な日といわれています。 葬儀を執り行っても、基本的に問題ありません。

友引

友引には、友人を引き連れていくという意味があります。六曜は仏教と関係がないため、友引に葬儀を執り行っても宗教的な問題はありませんが、縁起が悪いと避ける方もいます。

先負

先負には、「先んずれば即ち負ける」という意味があります。 急いで物事を進めたり、慌てたりしないほうがいいと考えられています。 葬儀とは関連性がなく、執り行っても問題ないと考えてよいでしょう。

仏滅

仏滅には、「物が滅びる」という意味があります。 引っ越しや結婚式など、弔事は避けるのが一般的です。六曜の中で最も凶とされている日ですが、宗教的な関連性はなく、葬儀を執り行っても問題ありません。

大安

大安には、「大いに安し」という意味があります。万事が大いに安泰で、何事を始めるにも良い日とされています。おめでたい印象が強いため、葬儀を執り行っていいのか不安に思う方が多いようですが、問題ないと考えてよいでしょう。

赤口

赤口には、「赤」という字から、火事や怪我など不吉な意味があります。 ただし、午前11時~午後1時頃までの「午の刻」だけは吉とされています。引っ越しや結婚式など慶事は避けたほうが良いという風潮がありますが、あくまで考え方の一つであるため、葬儀を執り行っても問題ありません。

葬儀は仏滅に執り行っても問題ない(まとめ)

仏滅には縁起が悪く不吉な印象がありますが、葬儀を執り行っても問題はありません。 仏滅を含む六曜は暦注であり、あくまで考え方の一つであるからです。

仏教とは関係がないため、大安や赤口などの日取りであっても、基本的には気にせず葬儀を執り行って良いと考えましょう。

ただし、六曜の中の「友引」には、「友を引き連れていく」という意味合いがあるため、葬儀を執り行わないほうが良いと考える人もいます。 葬儀の日取りについてはご遺族でよく話し合い、納得できるよう葬儀社にもご相談することをおすすめします。

お葬式のご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。横浜市神奈川区都筑区に直営式場もございます。随時内覧も可能です。

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