葬儀にまつわるコラム

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1日で終わる家族葬なら時間も費用も抑えられます!

2020.11.13

骨壺入れと白木のお位牌

1日で終わるお葬式(家族葬)とは?

家族葬は通常、通夜と告別式の2日間にわたっておこなわれます。ですが近年では、告別式のみを執り行う、一日葬という形式のお葬式が増えてきました。仏式の葬儀における一日葬とは、その文字の通り、1日のうちに全ての行程が完結するというものです。

以下は一日葬でおこなった場合のスケジュールの一例となります。

(10時開式の場合を想定)

  • 9:00 親族集合
  • 9:30頃 参列者集合・受付
  • 10:00 告別式 開式
  • 10:40 お花入れ・お別れ
  • 11:00 お礼の挨拶・ご出棺
  • 11:30〜13:00頃 ご火葬(火葬場によって時間は変動します)
  • 13:30頃 精進落とし・会食

基本的にはこのようなスケジュールとなることが多いですが、親族の人数によっては食事をしない場合などもあります。

一日葬のメリット・デメリット

メリット① 効率よくスケジュールを組める

一般葬では、お通夜の準備から翌日の告別式〜火葬まで、非常に長い時間がかかってしまいます。また、安置されている故人に付き添い、一晩共に過ごす場合もあります。そうした行程をすべて省くため、遺族の負担を軽くすることができます。

メリット② 費用を抑えることができる

通夜がある場合、おもてなしとして通夜振舞いの支度をしたり、参列者へ渡す返礼品などの準備が必要になってきます。一般的には、通夜時に参列される方が多いため、そうした接待費用の負担が軽くなります。

デメリット① 進行が慌ただしくなる

一日葬では、集まってすぐに式が始まってしまうため、親族間の挨拶や参列者への声がけなどを十分にできない場合もあります。また、故人と最後のお別れをする時間も限られてしまうため、ゆっくりとしたお別れをすることは難しいです。

デメリット② 菩提寺の了承が得られない場合もある

お寺によっては、「お葬式は2日間で供養するのが正式なやり方である」といった考えを強く持っていることもあります。その際には、たとえ遺族が一日葬を望んでいたとしても、要望を受け入れてくれない場合があります。

数珠 黒真珠 電卓 白背景

トータル費用はどれだけ安くなる?

葬儀費用は式場や参列者の規模、安置日数などでも変動をしますが、一般葬の場合は概ね150〜200万、家族葬の場合は80万〜150万程度が相場とされています。一方の一日葬であれば、40万〜80万程度で済ませられる場合もあるため、大幅に費用を抑えることが可能です。

ただし、状況によっては想定よりも費用がかかってしまうようなケースもあります。

例えば、式場に関する費用が考えられるでしょう。公営や私営の葬儀場を利用する際、通夜をしないとしても2日分の式場使用料がかかってしまうところがほとんどです。なぜなら、祭壇などを当日の午前中にすべて準備することは時間的に難しいからです。

他にも考えられるのは、参列者が多く来られた場合です。家族としては小規模でおこなうつもりだったのに、故人の交友関係が広く、訃報が予想以上に広まってしまった結果、追加で返礼品を依頼されるようなケースもあります。

時間的な余裕もなく、お礼の言葉も満足に言えなかった…と後悔する方もいらっしゃいますので、費用面だけで安易に一日葬を選択するのではなく、様々な視点からよく検討した上で決めることをオススメいたします。

葬儀社によってプランは様々

現在ではお葬式の形式が多様化しており、選べるプランも様々あります。その中でも、単純に「家族葬」という名前がついているプランでは、通常2日間にわたってのお葬式をさす場合がほとんどです。

そのため、1日で終えられるお葬式を希望される場合には、必ず「一日葬」のプランから選ぶようにしましょう。

プランの内容を細かく見ていくと、葬儀社によって、含まれる項目が違うことがあります。例えば、安置料や火葬料金、搬送車両の代金などです。この項目によっては、トータルの費用が大きく変わってくる場合もありますので、しっかりと見極める必要があります。

ですが、いざという時を迎えてしまってからでは、気持ちの面でも余裕がなくなってしまう場合がほとんどです。また、不要なオプションまで付けられてしまい、後になってから高額の葬儀費用を請求されてしまったというケースも存在します。

そこで、オススメしたいのは、事前相談を活用するという方法です。あらかじめ2〜3社の業者から見積もりをしてもらうことで、費用についても十分に比較検討することが可能となります。

費用を極端に抑えるなら火葬式という選択肢もある

一日葬の他にも、時間的・費用面で負担のかからない形式のお葬式があります。それが「火葬式」です。

火葬式は、式場などを利用せず、親族が直接火葬場に集合して最後のお別れをするというものになります。そのため、霊柩車やマイクロバスはもちろん、食事や返礼品の準備もしないため、トータルの費用を極端に抑えることが可能です。一般的な費用相場としては20万〜30万程度とされています。

しかし、火葬式に関しては、故人と対面する時間が5分〜10分程度と短くなってしまうため、ゆっくりとしたお別れをするのには向いていません。当然、家族以外の参列者に来てもらうことも難しいでしょう。

火葬式に関しても一日葬と同様で、費用面だけを考えて選択するのではなく、様々な視点からよく検討して選ぶことをオススメいたします。

まとめ

1日で終わる家族葬について、その内容とメリット・デメリットを中心に解説いたしました。大幅に費用を抑えることができるものの、必ずしもそれが最後のお別れをするうえでの最適なやり方とは限りません。それぞれの家庭事情に合った形式を、しっかりと考えておく必要があるといえるでしょう。

お葬式のご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。横浜市神奈川区、都筑区に直営式場もございます。随時内覧も可能です。

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