葬儀にまつわるコラム
家族葬とは?参列者はどこまで声をかけたほうがいい?
2021.08.04
家族葬の参列者はどこまで声をかける?
家族葬とは、一般的に故人の家族や近親者を中心としたごく小規模なお葬式の形式のことをさします。言葉だけをみると、「家族や親族以外は参列できないのか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はどこまでの範囲の方に参列者として声をかけるのかは、葬儀を執り行う家族の考えによって決めてしまって問題ありません。
一方で、特にコロナ禍という状況においては、家族の意向として身内以外の参列者へ亡くなったことを一切知らせないようなケースもあります。この場合は、体調を配慮しての意向ではあるものの、人によっては葬儀の後になってから「なぜ自分を呼んでくれなかったのか」というトラブルに発展する可能性もあります。
どこまでの範囲で参列者に声をかけるかは、家族間でよく相談した上で慎重に決めるようにして、もし迷う場合があれば後々のトラブルを避けるためにも葬儀に呼ぶことをおすすめいたします。
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参列者を決める際は何を中心に相談する?
いざ大切な方が亡くなった後では気持ちの余裕もなく、誰を参列者として呼ぶのかを決める際に迷われてしまう方もいらっしゃるでしょう。そうした際に参列者を決める基準としては必ず「故人が会いたいと思う方」を中心に考えて相談することをおすすめします。
例えば生前中に故人と仲の良かった友人や、お世話になった方などはぜひ参列して欲しいと思うはずです。また、近所に住んでいて親しい付き合いのあった方なども同様に参列して欲しいと思うかもしれません。一方で、仲があまりよくない親戚などがいた場合には、たとえ親族であったとしても声をかけないといった選択肢もあります。
その際は、参列者として声をかけるのではなく、お葬式を終えた後に事後通知状などを送付して、亡くなった旨だけを伝えるようにしてもよいでしょう。
家族葬の参列マナーとは
遺族から声がかかって、いざ家族葬に参列する場合、「自分が参列するのはかえって迷惑なのでは…」と過剰に気を遣ってしまう方もいらっしゃいます。周りにいるのが親族ばかりの状況ではどうしても気が引けるかもしれませんが、声をかけてもらった以上は、ぜひ参列してほしいと思われているということなので、迷わず堂々と参列するようにしましょう。
逆に家族葬のアットホームな雰囲気から、近しい間柄同士でつい気を緩めすぎてしまう方もいらっしゃいます。そのため、家族葬であったとしても、参列者は一般葬と同様にしっかりと参列マナーを守るように心がけることも大切です。服装は喪服を着用し、特に香典辞退などをされていない場合は、お香典も通常通り持参するようにしましょう。
また、声がかかっていないのにも関わらず無理に参列をしたり、連絡なしに突然自宅へ訪問するといった行為は完全にマナー違反となります。どうしてもという場合には必ず事前に電話などで相談し、遺族の意思を尊重することが大切です。
家族葬は葬儀費用が安くなる?
葬儀費用は、居住している地域や参列者の人数など、状況によってそれぞれ異なります。家族葬に関しては参列者の人数が少なくなることで、料理や返礼品の用意が少なくなるため費用の総額は低くなる傾向があるでしょう。
ですが、頂くお香典も少なくなり、事情によっては香典辞退とする場合もあるため、結局トータルの費用でみると一般葬と比べても実際の葬儀費用はあまり変わらないか、もしくはかえって負担が増えてしまうという事もありえます。
家族葬だから無条件で葬儀費用が安くなる、という事はなく、葬儀社によっては不要なオプションを過剰に勧めてくるようなケースもありますので、打ち合わせ時には見積もり書をしっかりと確認しておくようにしましょう。
費用を抑えるための斎場の選び方
家族葬でお葬式をする場合には、参列者も少なくなるため、あまり大きな斎場を利用する必要はありません。最近では、家族葬専用のホールを新設する葬儀社や施設などが増えてきており、そういった場所を選ぶことで葬儀費用を抑えたり、故人とのゆっくりとしたお別れをしたりすることが出来ます。1日1組限定のホールなどもありますので、通夜の日に親族用の控室にて気兼ねなく故人と付き添って過ごすことも可能です。
また、遠方からいらっしゃる親族の方がいる場合には、そうしたホールに一緒に泊まってしまったほうが、近隣のホテルなどを予約するよりも安く済む場合もあります。ただし宿泊できる人数や設備などは斎場によって異なりますので、必ず事前に葬儀社のスタッフへ詳細を確認しておくようにしましょう。
まとめ
家族葬への参列者として声をかける方の範囲は、基本的に遺族で相談して決めてしまって問題ありません。なるべく故人の意思に沿うような方に参列してもらうのが望ましいですが、場合によってはトラブルを避けるためにも慎重な選択をする必要があることも。
家族葬だからこうしなければならない、という決め事があるわけではないので、迷ったら葬儀社スタッフにも相談し、心残りなく故人を見送れる方法を検討するようにしましょう。
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