葬儀にまつわるコラム

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弔問のタイミングから気を付けるべきマナー3選について解説

2022.01.13

弔問する場合は一般的にお通夜か告別式に伺うものとされています。ですが、近年では家族葬でお葬式を執り行う方が増えてきており、式への参列をお断りされるケースもあります。

生前中に故人と親しかった方や、お世話になった方がいる際には、直接お別れの言葉やお悔やみを伝えたいと考える方もいらっしゃるでしょう。また、葬儀に来てもらうように声がかかったものの、どうしても日程が合わずに参列が出来ないということもあります。

その場合、基本的にはご自宅へと弔問に伺うのが適切なのですが、同時に遺族に対しての配慮を心がけなくてはなりません。特に弔問のタイミングや服装、言葉遣いなどの最低限のマナーをわきまえることが大切です。弔問するまでの流れからマナーに至るまで順に解説させて頂きます。

弔問とは

弔問(ちょうもん)とは、近しい人の訃報を受け、遺族の元へ直接お悔やみを伝えに行くことです。一般的にお通夜や告別式に伺うことに対しても「弔問する」という言葉が使われます。どちらかというとお通夜や告別式にお伺いしてお悔やみを伝えることが多いのですが、日程の都合などで、どうしても式に参列できなかった場合はご自宅へ直接伺うケースもあります。また、最近では家族葬で式を執り行うために参列をお断りされてしまうような場合もあるでしょう。その際は式の前か、もしくは葬儀後のタイミングで自宅へお伺いするようにします。

弔問するタイミングについて

逝去された直後から通夜までの間は、遺族も準備や打ち合わせなどで忙しくされていることのほうが多いです。そのため、なるべくであればこのタイミングでの弔問は避けたほうがよいでしょう。ただしご親戚など、故人と近しい関係の方であれば、訃報を聞きつけてすぐにでも駆けつけたいと思う方もいらっしゃいます。

また、日程の都合上で式には参列できないため、先にお参りをさせてもらいたいと考える方もいらっしゃるでしょう。その場合は訪問しても問題ありませんが、遺族に対して事前に連絡をしてから伺うことがマナーとされています。

葬儀が終わった後

式に参列を出来なかったものの、遺族へ直接お悔やみを伝えたい場合は、基本的に葬儀が終わったタイミングでご自宅に伺うようにします。ただし、告別式が終わった当日や翌日などは、遺族も心身ともに疲れてしまっていることが多いです。

他にも役所の手続きなどで出かけてしまうこともあるため、なるべく数日〜1週間程度は余裕をみて弔問するようにしましょう。この際、遺族側としても弔問客をお迎えする準備があるため、事前にお伺いする旨の連絡は必須のマナーとなります。

自宅へ弔問する際の流れ

遺族へ弔問することを伝える

必ず電話などでお通夜前に弔問させて頂くことをご遺族に伝え、了承をいただいた場合のみ、ご自宅へお伺いします。ただし、最近では住宅環境の都合上で、ご自宅に故人のお身体を安置せずに、専用の安置場所でお預かりされている場合もあります。その際は安置場所でのご面会をしてもいいかどうかを伺い、了承が得られた際は直接そちらに向かうようにしましょう。

お悔やみの言葉をかける

玄関先でお迎えを頂いた際は、その場でお悔やみの言葉を述べます。この時、自分から故人との対面やお参りを申し出るのはマナー違反です。ご遺族のほうから「ぜひお願いします」と言われた場合のみご自宅へ上がらせてもらうようにしましょう。

故人の面前にお参りをする

ご自宅へ安置されている場合は、枕飾りといってあらかじめお参りの仕度がされていることが多いです。ただし、宗派によってお参りの道具や作法が異なるため注意しましょう。仏式の場合は、お線香を手に取り必ずロウソクから火をつけて香炉に立てるようにします(浄土真宗の場合はお線香を横に寝かせます)。

神道の場合はお線香が無いため、基本的には二礼二拍手一礼でお参りをすることが多いです。ただし二拍手の際は音を鳴らさず「しのび手」でするようにしましょう。キリスト教の場合もお線香はありませんので、黙礼か合掌でお参りをします。

気をつけるべきマナー3選

葬儀以外ではなるべく平服で弔問する

ご近所などに目立ってしまったり、葬儀時の悲しい気持ちを思い起こしてしまう可能性があるため、訪問時には喪服ではなく平服を着用して伺うようにします。ただし普段着はマナーとしてふさわしくないため、外行きの訪問着などを意識した服装にすることが必要です。

「忌み言葉」を避けて適切な言葉遣いを心がける

お通夜や告別式への参列時にも言えることですが、下記のような忌み言葉や重ね言葉をうっかりと口にしないように気をつけましょう。

(忌み言葉)「死ぬ」「生きる」「別れる」「終わる」「逝く」

(重ね言葉)「重ね重ね」「わざわざ」「再三」「いよいよ」「たびたび」

お参り後は長居せずに引き上げる

逝去に至った経緯や故人の思い出話など、遺族と話したいと思う事柄もあるでしょう。ですが、長時間の滞在は遺族にとっても負担となってしまうため、お参りをした後はなるべく速やかに引き上げるようにしましょう。

弔問時にお香典や手土産は必要?

お香典について

お香典は式への参列時に持参することが基本なので、お通夜や告別式に伺えなかった場合のみ、持参するようにしましょう。ただし、遺族側からお香典を辞退している旨を伝えられた場合は、無理にお渡しすることは避けます。

手土産について

故人の好きだったお菓子やお酒など、御供物として持参することは問題ありません。他にも小さめにアレンジメントされたお花などを持参する方もいらっしゃいます。とはいえ必ず必要というわけではないので、特に持参せずにお参りだけさせてもらうということでも、決して失礼にあたらないためご安心ください。

まとめ

ご自宅への弔問をする際は、ご遺族の方になるべく失礼のないように服装や言葉遣いなどの基本的なマナーに気をつける必要があります。服装については通夜や告別式とは違い、喪服の着用をする必要はないため、状況に応じた適切なものを選べば問題ありません。

遺族に対して普段言い慣れない言葉でお悔やみを述べることもありますが、過剰に意識しすぎることなく、しっかりと自身の言葉で気持ちを伝えることが大切です。

そのための大前提としては、ご遺族の都合に合わせて事前に弔問することを伝えておく必要があります。また、実際に弔問した際はどうしても昔の話や亡くなった経緯などについて話が及ぶこともありますが、ご遺族の負担になることもあるため自宅へ長居することは避けるようにしましょう。

お葬式のご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。横浜市神奈川区都筑区に直営式場もございます。随時内覧も可能です。

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