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公開日:2022/06/03
目次

仏教では忌明けの時期に合わせて、一般的に忌明け法要(四十九日法要)を執り行います。忌明け法要は葬儀が終わってから2ヶ月と経たないうちに巡ってくる法要のため、知らずに過ごしていると準備に間に合わなくなってしまう可能性も出てくるでしょう。法要に際しては参列する親族の都合やお坊さんの都合に合わせて日程を組む必要があり、お布施や引き出物の手配も必要になってきます。また、本位牌や納骨に関する手配などは時間もかかるため、早めに準備を進めておくと安心です。
今回はそうした忌明け法要に伴う必要な準備や当日の流れについて、順を追って詳しく解説をいたします。葬儀を終えられたばかりの方はもちろんのこと、自身や家族にもしものことがあった際に備えて準備を進めている方もぜひご参考にしてください。
忌明けは遺族が故人の冥福を祈って喪に服す「忌服」の期間を終えることを指します。一昔前までこの「忌服」においては、家に籠りきりで故人のために祈り、穢れを祓うための期間とする風習がありました。「忌服」が終わる(明ける)のが故人が亡くなってから四十九日(亡くなった日を1日目とした際の48日目)にあたるため、併せて四十九日法要を執り行うのが慣わしとなっています。
そもそも仏教において忌明け法要(四十九日法要)が大事にされる理由としては、故人が亡くなった後の四十九日目を迎える際に、来世の行き先が決まるという考え方に基づいているからです。その間、故人は7日ごとに生前のおこないに関しての審判を受けるため、本来は残された親族によって初七日、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)…というように四十九日を迎えるまで、毎週執り行う法要が続いていきます。
また、四十九日法要を終えるまでの期間は「中陰(ちゅういん)」とも呼ばれ、葬儀後に自宅用に飾る祭壇は「中陰飾り」と表現されます。ですが、近年では「忌服」や「中陰」の期間において、自宅に籠ったり毎週の法要を執り行ったりすることは難しくなっているため、四十九日目に訪れる忌明けの法要をとりわけ大切に営むことが慣習として根付いていくようになりました。
忌中は故人のために家に籠って祈ることで穢れを祓う期間とされており、一般的には四十九日までの日数のことを言います。一方の喪中は、親類を亡くした遺族が故人の冥福を祈り、喪に服す期間であることに変わりはありませんが、その期間が1年間と定められている点が忌中と異なります。
なお、こうした忌中や喪中の期間中においては、結婚式・披露宴といった慶事は控えたほうがよいとされています。他にも新年のお祝いや年賀状のやり取り、初詣で神社に行くといった行動などもなるべく慎むようにしましょう。
忌明け法要は葬儀が終わってから2ヶ月と経たないうちに巡ってくるものです。そのため、直前になって色々な準備を進めようとすると慌ただしくなってしまい、場合によっては手配が間に合わないという結果にもなりかねません。そこで、忌明け法要を迎えるにあたって必要な準備について、しっかりと順を追ってご紹介させて頂きます。
法要を執り行うにあたって、菩提寺がある場合にはまず始めに住職の都合を伺うようにします。基本的には亡くなってから四十九日目の当日か、難しい場合はその前週の土日などで法要日時を決めることが多いでしょう。
ただし、忌明け法要については3か月をまたぐこと(三月またぎ)は縁起が良くないとされているため、該当する場合は注意が必要です。なお、もし菩提寺がない場合には、葬儀時にお勤め頂いた寺院や、葬儀社紹介のお寺様に連絡を取って日時を決めていく流れとなります。
日時が決まった後は、参列者の人数に応じて会食や引き出物の支度を進めていきます。会食については、法要の会場で仕出し料理をお願いするか、料理屋さんの店舗に直接伺うようになりますが、いずれも時期によっては込み合ってしまうこともあるため、人数が確定次第早めに予約をしておくようにしましょう。
ただし、最近では身内のみで法要を執り行うという方も増えてきており、会食や引き出物を用意しないというケースもあります。その際の支度としては、あえて外出することなく自宅で身内だけの会食として済ませるといった形式にされてもよいでしょう。
葬儀時には戒名を仮の白木位牌に記してお勤めを頂きますが、忌明け法要時には正式に本位牌へ魂入れをおこないます。そのため、仏具店であらかじめ戒名を書き入れた本位牌を購入して手元に準備をしておく必要があります。戒名を入れるにあたっては、工程として10日〜2週間程度かかる場合もありますので、なるべく余裕をもった支度をするようにしましょう。
また、忌明け法要とあわせて納骨をおこなう場合は、墓石に名前を彫ったり、納骨スペースを開けてもらったりするために、石材店への依頼も必要となってきます。こちらも時期によっては法要が立て込んで予約がとれない場合もありますので、法要日時が確定次第、なるべく早めに手配をしておくと安心です。
当日お勤めをしてくれるお坊さんが到着されて、お骨になった故人と仏前(もしくは墓前)に対面します。到着時には忘れずに「本日はよろしくお願いいたします」といったご挨拶をしましょう。なお、お布施については最初に挨拶をするタイミングか、もしくはお帰りになる際にお渡しすることが多いです。
お坊さんの読経については約20~30分程度の時間でお勤めをされます。読経中にあらためて合図や声掛けがありますので、喪主から順番に仏前(もしくは墓前)へ進み、お焼香をおこないます。
忌明け法要と納骨をあわせておこなう場合は、その流れにて遺骨をお墓へと収めます。納骨をする際は石材店に事前の依頼が必要となってきますので、忘れずに手配をおこなっておくようにしましょう。
所定の場所に移動して会食の時間となります。なお、会食の前には必要に応じて喪主から献杯の発声や御礼の挨拶をおこないます。
忌明け法要においては、原則として葬儀時と同様に喪服での参列が望ましいとされています。また、それ以降の法要である三回忌までは喪服を着用するようにしましょう。ただし、三回忌以降については喪服か、黒やグレーなどのダークスーツでも問題ないとされています。
お香典の金額相場は故人との関係性や年齢によって変わってくるものの、親族の場合には1万円〜3万円程度が目安となります。友人や知人の関係で参列する場合には5,000円〜1万円が相場となってきます。なお、お香典を持参する際の香典袋については「御仏前」と表記のあるもので持参するようにしましょう。
忌明け法要時のお布施については、お寺によって異なる場合もありますが、3万円〜5万円程度が相場とされています。なお、その他に御車代や御膳料といった形でそれぞれ5000円〜1万円が必要となる場合もありますので、別途ご用意をしておくと安心です。
忌明け法要は、本来故人が亡くなった日を1日目とした際の48日目に執り行う法要のことを指します。ですが、参列者やお坊さんの都合もあるため厳密にはその当日ではなく、前週の土日などで日程を組んでも問題ありません。
準備にあたっては出席される方やお坊さんのそれぞれの都合だけでなく、引き出物や会食の準備、本位牌の手配などが必要となってきます。また、忌明け法要に合わせて納骨をすることも多く、その際は石材店への依頼なども事前におこなっておく必要があります。
直前になってから準備をしようとすると慌ててしまうため、葬儀が終わって1〜2週間ほど経過してから家族間で協力しつつ徐々に取り掛かっておくようにすると安心です。
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