葬儀にまつわるコラム

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お葬式に必要な持ち物とは?参列時の所持品やマナーについて

2022.08.15

お葬式に必要な持ち物というのはあまり多くはないものの、事前にしっかりと準備をしていないと、いざ参列をした際に慌てる羽目になってしまいます。もちろん最近ではコンビニや100円ショップなどですぐに揃えられる物もありますが、斎場によっては近くにそうした店舗があるとも限りません。

家族葬が増えてきている状況では、お葬式に参列する機会も減ってきており、何を持っていけばよいのかと戸惑うこともあるでしょう。そこで今回は、参列の直前になって慌てることのないように、お葬式に必要な持ち物について詳しくご紹介をいたします。

また、所持品やお香典に関する細かなマナーについても合わせて解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。

お葬式に必要な持ち物とは?

お香典

お香典は市販の香典袋にお金を入れた状態で持参するようにしましょう。なお、中身のお札については、昔からの風習として新札ではなく旧札を使用することが好ましいとされています。その理由としては、相手方に不幸を予期してあらかじめ準備していたような印象を与える可能性があると考えられているからです。

とはいえ、シワや汚れの目立つような旧札を入れることもマナー違反となりますので、準備をする際には注意が必要です。また、もし手元に新札しかない場合には、一度縦の折り目を付けてから香典袋に入れるとよいとされています。

数珠

仏教のお通夜や葬儀に参列する際には、一般的に数珠を持参します。宗派によって珠や房の形状や結び方が異なりますが、特に参列先の宗派等に合わせる必要はありませんので、ご自身の所有している物で持参されると良いでしょう。

なお、数珠を忘れてしまった際に参列者同士で貸し借りをされる方もいらっしゃいますが、そうした行為はマナー違反となっています。そのため、お手元に数珠がない場合には、お手を合わせてのお参りをするだけでも問題ありません。

袱紗

袱紗(ふくさ)とはご祝儀やお香典を包むために使用される布のことです。葬儀にふさわしいとされる袱紗の色は、黒や藍色、グレーなどの寒色系のものとなります。お香典袋の状態でカバンなどにそのまま入れてしまうと、袋に折り目や汚れが付着する可能性もあるため、それを防ぐためにも袱紗の準備をしておくと安心です。

ハンカチ

お葬式に参列する際は、白や黒、グレーなどの無地のハンカチを持参すると良いでしょう。なぜなら自分自身が涙を拭くことはもちろん、誰か他の参列者に貸すような場面があるかもしれないからです。ただし、赤やピンクといった派手な色合いのものや、柄入りのものは場面にふさわしくないため、持参するハンカチの種類には注意が必要です。

お香典の種類や表書きに関するマナー

基本は御霊前の表記であれば問題ない

お香典袋の表書きについて、仏教は「御霊前」か「御仏前」、神道は「玉串料」、キリスト教は「お花料」といった表記が一般的ですが、実際には参列するまで宗教や宗派が分からないことも多いでしょう。その際に、どの宗教・宗派でも問題なく使用できるのは「御霊前」と表記があるものです。

最近ではコンビニや100円ショップなどで販売もされておりますが、いざという際に慌てて支度するよりは、間違えの生じないようにあらかじめ手元へ準備しておくと安心です。

お香典の金額相場は?

お香典の金額は故人や遺族との関係性によって異なります。親戚以上の関係であれば概ね10,000〜30,000円の金額で用意されることが多く、友人や会社関係の場合は3,000円〜5,000円程度の範囲内が相場となっています。

お渡しするタイミングについて

斎場に到着した際に通常は受付の準備があるため、そちらでお香典をお渡しするようにしましょう。もし受付がない場合には、喪主や家族の方へ直接お香典をお渡しします。なお、最近では家族葬が増えてきており、お香典の受け取りを辞退されるケースもあります。その際には、たとえお香典を持参していたとしても、無理に家族へお渡しするようなことは避けましょう。

必要に応じて持参するとよい持ち物

予備のストッキング

参列している間にストッキングが伝線してしまうことがあります。斎場によっては売店などで販売をしている場合もありますが、すぐ外へ買いに行くことは難しいため、女性の方は予備のストッキングを用意しておくことをおすすめいたします。

着替えや黒ネクタイ

夏の暑い時期に参列する際や仕事終わりで直接斎場に向かう場合には、着替えや黒ネクタイの準備があると安心です。いずれも身だしなみの面において、参列先の遺族に不快な思いをさせないように、必要に応じた準備をされると良いでしょう。

老眼鏡

受付では住所や名前などを記帳するよう案内がされます。その際に、細かな字が見えにくいという方は、自身の使い慣れた老眼鏡を持参しておくと安心です。

貴重品の取り扱いには注意が必要

斎場ではほとんど全員が黒の喪服を着用して、カバンも同じようなデザインのものを持参しています。そのため、ジャケットやカバンの取り違えなどが発生しやすい状況ともいえます。財布やスマホなど、貴重品類の取り扱いには十分に注意して、場内にいる間は必ず手元で大切に管理しておくようにしましょう。

まとめ

お葬式に参列する際には、お香典・数珠・袱紗・ハンカチといった4点の持ち物は忘れずに持参するようにしましょう。また、女性であれば予備のストッキング、男性であれば着替えや黒ネクタイといった物も必要に応じて持っていくと安心です。

お香典袋については、宗教や宗派に関わらず御霊前の表記があるものを選べば、概ね間違いはありません。ただし、遺族から事前にお香典辞退の案内がある際には持参するのを控えるようにしましょう。

参列の直前になって持ち物の準備を進めてしまうと、忙しい中でバタバタと慌ただしく支度をしなければなりません。そのため、時間に余裕のあるうちから、いざという時の準備を進めておくことをおすすめいたします。

お葬式のご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。横浜市神奈川区都筑区に直営式場もございます。随時内覧も可能です。

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