葬儀にまつわるコラム

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家族葬で香典辞退をする場合の伝え方や3つの注意点についてご紹介

2022.09.02

家族葬で香典を辞退される方が一昔前と比べると増えてきています。そうした中で、もともと家族葬では一切お香典のやり取りが発生しないと思われている方も多くいらっしゃいます。ですが、家族葬を執り行う上で特に香典の取り扱いに関する明確なルールはないため、状況に応じて辞退をするべきかどうかを判断する必要があります。

もしも香典辞退をすることを決めた場合には、式に参列される方が混乱しないように、その旨をはっきりとお伝えしなくてはなりません。とはいえ、「遺族の都合だけを考えて香典辞退をしたら、参列者に対して失礼になるのでは…」と不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は香典辞退をする際の適切な伝え方や、香典辞退をする際の3つの注意点について、詳しくご紹介いたします。

家族葬では香典辞退をする場合がある

家族葬は一般葬と比べると、参列される人数や関係が限られており、香典を辞退されるケースがあります。その理由としては様々ありますが、よく耳にするものとしては「後々の香典返しの負担を減らしたい」「式に来られる参列者に気を遣ってほしくない」といったものが挙げられるでしょう。

香典を頂くと一般的には半分から三分の一程度の金額でお返しを用意してお渡しする必要があり、準備や状況に応じて発送の手間などが掛かってしまうため、そうした負担が少なく済みます。

また、親族のみの式ではお互いに気を遣うことなくお別れの時間を過ごしたい、という考えから香典辞退をされる方もいらっしゃるでしょう。 とはいえ、参列する方にとっては香典を持参するのが常識であると考える方も多く、香典辞退をする際は事前にしっかりと状況をお伝えしておく必要があります。

香典辞退をする際の伝え方

訃報用紙で知らせる

こちらは葬儀の日程が決まった際に、斎場の場所などが記載された訃報用紙を使ってお知らせをする方法です。その場合、訃報用紙の中に「なお香典の儀につきましては謹んでご辞退申し上げます」といった文面を記載しておきます。また、香典辞退をする理由も添える場合は「故人の意志により」といった文言を含めると、受け取る側も納得しやすくなるでしょう。

電話や口頭で直接伝える

家族葬では参列される人数が概ね10~20名以内に収まることが多いため、電話や口頭で直接伝えてしまう方もいらっしゃいます。訃報用紙に記載した文だけでは気付かない場合もあるため、直接話すことでより確実に香典辞退の意向をお伝えすることが出来るでしょう。

香典辞退をする際の注意点について

事前に周知しておく必要がある

葬儀に参列する際は香典を持参するものと考えて準備をされる方がほとんどのため、香典辞退をする際は必ず事前にその旨を周知しておく必要があります。特に親しい関係にあった方やご親戚ほど、香典を渡したいという意向が強い場合があるため、辞退するに至った経緯や遺族としての考えなどをしっかりとお伝えするようにしましょう。

供花や弔電の受け取りの可否についても決めておく

香典を辞退している場合でも、供花や弔電についてはお受けするという方もいらっしゃいます。一方で、香典だけでなく供花、弔電も含めて全て辞退されるという意向をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。 参列される方が混乱してしまわないように、そうした香典以外の受け取りの可否についても事前に決めたうえでお伝えしておくと安心です。

葬儀費用の負担が増える

香典は弔意の気持ちを表すためだけでなく、遺族の経済的な負担を減らすためにお渡しするものでもあります。親族から頂く香典としては1万円~5万円程度が相場となっており、お返し物を用意したとしても半分は手元に残るため、少なからず葬儀費用に充てることが可能です。

しかし、香典辞退をした場合には参列者からの受け取りをしないため、必然的に葬儀費用の負担は増えることになります。家族葬では参列する人数も限られており、一般葬と比べると香典の収入に関する影響は少ないものの、僅かでも葬儀費用に充てたいと考えられる方は香典を受け取る方向で話を進めることをおすすめいたします。

香典辞退しても渡された時はどうすればいい?

あらかじめ香典辞退する旨を伝えていたとしても、中には「あくまで気持ちだから…」といって香典を持参される方もいらっしゃいます。例えばその方が親戚にあたる関係で、今後の関係性に影響が出てしまう可能性がある場合には、むやみに断らず受け取ってしまったほうがよいでしょう。

ただし、他の参列者からすると「なんで○○さんはよくて、私たちは渡せないの?」となる可能性もあるため、なるべく内緒に受け取るようにして、基本的にはお断りしているという姿勢は崩さずにいることが大切です。

また香典を頂いた方には、周囲の目もあるため、その場でお返しの品を渡すのではなく、葬儀を終えた後や四十九日法要の際にあらためて個別にお返しするようにしましょう。

まとめ

家族葬では遺族側のお香典返しの負担を無くすためや、参列者に気を遣ってほしくないという考えから、お香典を辞退されるというケースがあります。香典を辞退することは参列者にとって決して失礼にあたるものではありませんが、訃報での案内書きなどで事前にその旨をはっきりとお伝えしておく必要があるでしょう。

また、香典以外にも供花や弔電に関する取り扱いについても決めておくことが大切です。参列者にとっては香典が弔意の気持ちをあらわすものという認識を持っている方もいらっしゃるため、理解を得にくい場合もあるでしょう。

その場合には頑なに受け取りを拒むのではなく、状況に応じて柔軟な対応をされることをおすすめいたします。

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