葬儀にまつわるコラム

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香典を渡す際の挨拶やタイミングとは?マナーについても詳しく解説

2023.06.14

香典を渡す際の挨拶としては、お悔やみの言葉を掛けつつ弔意を伝えるのが一般的です。その適切なタイミングや言葉選びを間違えてしまうと、遺族に対して失礼な態度と受け取られてしまう可能性もあります。また他にも、葬儀場へ香典を準備して持参する際に気をつけるべき基本的なマナーも存在しています。

最近では家族葬も多く、葬儀に参列される機会も減ってきており、香典に関する作法やマナーがよく分からないという方も多くいらっしゃるでしょう。そこで今回は葬儀場で受付をするまでの流れをもとにして、香典を渡す際の挨拶やタイミングについて解説いたします。他、香典のマナーについてもあわせてご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

香典を渡す際の挨拶について

香典は通夜と告別式のどちらで渡すべきか迷われる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的にどちらでも差し支えはありません。いずれも葬儀場の中に設置されている受付へと進み、一言お悔やみのご挨拶をされた上でお渡しする流れとなります。その際の具体的な流れや香典を渡すタイミング、適切な言葉掛けについて以下順番にみていきましょう。

受付を済ませるまでの流れ

芳名カードへの記帳

一昔前は芳名帳という1冊の冊子に名前などの情報を記載していく受付方法を取られる場合がほとんどでしたが、最近は参列者が個々に情報を書いて提出するカード形式が一般的です。受付の近くに記帳用の台が設けられているので、まずはそちらで芳名カードへと記帳を済ませるようにしましょう。カードには名前の他に住所や連絡先、故人との関係性などをあわせて記入しておきます。また、どなたか他の方から預かった香典を代わりに持参していた場合、その方の分の記帳も済ませるようにします。

香典を受付に持っていく

記帳した芳名カードと一緒に香典を受付へと持っていきます。受付テーブルに受取用のお盆が設置されている場合には、直接手渡しするのではなくそのお盆の上にカードと香典を置くようにしましょう。 その際に一礼して一言ご挨拶をされるのがマナーとなっており、一般的に「この度は誠にご愁傷様でございます」や「心よりお悔やみを申し上げます」といった言葉を述べることがほとんどです。

香典返しの引換券を受け取る

香典返しの品物の用意がある場合、受付では先に引換券を渡されます。基本的には持参した香典の数にあわせた枚数が渡されるので、他の方からの預かり分の香典がある場合には、その方の分も受け取っておくようにしましょう。受付を済ませた後で開式まで時間がある場合には式場か会葬者向けの控室で時間を過ごします。その際に喪主の方が近くにいれば直接ご挨拶をして、あらためてお悔やみの言葉を述べるとよいでしょう。なお、受け取った引換券については焼香や会食の席が済んだ後で返礼品とお取替えをされますので、忘れずに持参するようにします。

香典を渡す際の基本的なマナー

表書きの字に気をつける

日本でのお葬式のほとんどは仏式ですが、中にはキリスト教や神道、無宗教形式での葬儀をされる方もいらっしゃいます。キリスト教では「お花料」、神道では「玉串料」といった、それぞれの宗教毎に適した表書きもありますが、事前にそういった情報が知らされていない場合もあるでしょう。その場合には「御霊前」といった表書きがあるタイプの香典袋を選んでおけばどの宗教・宗派でも差し支えありません。

香典袋にも住所や名前などを記しておく

香典袋の内側や裏側には金額を記載する欄がありますが、そちらと併せて住所や名前なども分かるように記載しておくようにしましょう。なぜなら遺族の手元に芳名カードと香典が渡った際に混ざって分からなくなってしまう可能性があるためです。また、記載している情報をもとに後日あらためてお返しをされる場合もあるため、正確な情報を書いておく必要があります。

香典は袱紗(ふくさ)に包んで持参する

香典袋を直接カバンや内ポケットなどに入れた状態で持参すると、折り目がついたり汚れてしまったりする可能性があります。そのため、袱紗(ふくさ)という四角い布に包んだ状態で持っていくのがマナーです。また、袱紗で香典を包むことで相手方に対する敬意を表すといった意味合いもあるため、もしもの際に備えて準備しておくことをおすすめいたします。なお、どうしても間に合わない場合は薄手の大きなハンカチなどで代用しても構いません。

受付がない場合の挨拶について

最近では家族や親族のみを中心とした小規模の家族葬が増えてきています。そうした状況下では、遺族の意向によって会葬者向けの受付を設けていないケースもあるでしょう。その場合は喪主、もしくは親族の代表者へ挨拶をした際に直接香典を渡してしまって差し支えありません。ただし出棺の間際や他の方とのお話をされている間にお渡しするのは避けたほうがよいため、近くにいる葬儀社のスタッフなどに声掛けして適切なタイミングを図ってもらうようにしましょう。

まとめ

香典を渡すタイミングとしては通夜か告別式のいずれかとなっており、式前に受付で提出をします。受付をする前には芳名カードへの記帳を促されるため、住所や名前などを記載した上で香典と合わせて持参するようにしましょう。なお式の形態によっては記帳の用意がない場合もありますので、参列する前に香典袋のほうにも住所や名前を記入しておくことがマナーとなっています。

また、香典は袱紗に包んで持参するようにして、表書きの表記に迷った際は「御霊前」としておくと安心です。 普段あまり意識しない内容ですが、一度理解してしまうとそれほど難しい作法やマナーではありません。いざ急に参列しなくてはならない状況になったとしても慌てることのないように、この機会にしっかりと内容を抑えておきましょう。

お葬式のご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。横浜市神奈川区都筑区に直営式場もございます。随時内覧も可能です。

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