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公開日:2026/10/07
この記事の監修者
山口 雄司
施行部チーフ
在籍32年(1994年5月10日 入社)
1級葬祭ディレクター
運行管理者(貨物)
グリーフサポーター(京都グリーフケア協会)
横浜祭典株式会社 施行部 チーフ。葬儀業界で30年以上にわたり、葬儀全般・エンゼルケア業務など幅広く担当。
葬祭ディレクター1級の資格を保有し、これまで数千件以上のご葬儀に携わる。
ご家族が安心して葬儀を迎えられるよう、一人ひとりの想いに寄り添ったご提案を心掛けている。
本コラムでは、専門知識と現場での経験をもとに、分かりやすく正確な情報をお届けします。
目次

ご家族が老人ホームで亡くなった場合は、速やかに葬儀社に連絡しなくてはなりません。 しかし、老人ホームなど施設で亡くなった場合は、ご遺族として施設対応にも追われることになります。 大切なご家族の万が一に備えて、ご遺族・施設の対応と流れを確認しておきましょう。 今回は、老人ホームで亡くなった場合の葬儀社への連絡の流れとご遺族・施設の対応について解説します。 警察による検死が必要となるケースや、お世話になった施設や職員へのお礼マナーも解説するので、ご参考にしてください。
老人ホームでご家族が亡くなった場合、医師による死亡確認が行われたら、速やかに葬儀社へ連絡を入れる必要があります。 施設ではご遺体を長期間安置することが難しいため、数時間から半日程度の限られた時間内に、ご遺体の搬送手配を完了させなくてはなりません。 葬儀社へ連絡するときは、施設の名称や住所、担当スタッフの連絡先、希望する安置場所などを正確に伝えましょう。
老人ホームで亡くなった場合、まず施設からの緊急連絡があり、医師による死亡確認が行われます。 ご遺族は葬儀社に連絡し、ご遺体の搬送・安置や身の回り品の整理と退去、安置場所への移動などに対応します。 老人ホームで亡くなった場合のご遺族・施設の対応と流れを詳しく解説します。
ご家族の容態が急変あるいはご逝去された場合は、施設からご遺族へ緊急連絡が入ります。 連絡を受けたら慌てず落ち着いて状況を確認し、速やかに施設へ駆けつけましょう。 施設到着後は、職員からご逝去時の状況やその後の流れについての説明を受けます。 遠方に住んでいるなどの理由ですぐに駆けつけられない場合は、その旨を施設へ伝え、到着見込み時間や今後の流れを相談しましょう。
施設へ到着後、医師による死亡診断が行われます。施設の医師や嘱託医等による死亡確認が行われ、死亡診断書が発行されます。夜間や往診医の到着に時間がかかる場合は、医師の到着を待つことになります。 警察対応が必要な場合を除き、この死亡診断書が発行されて、初めてご遺体の搬送手続きが可能となります。 死亡診断書は今後の火葬許可申請や各種手続きに必要な書類であるため、受け取ったら大切に保管しましょう。
医師による死亡確認が完了したら、葬儀社へ速やかに連絡します。施設によっては長時間の安置が難しいため、早めにご遺体の搬送手配を進める必要があります。葬儀社への連絡時には、「故人様のお名前」、「施設の名称と住所」、「受け入れ可能な安置場所」を伝えましょう。
到着した葬儀社の寝台車へご遺体を搬送し、指定した安置場所へ移動します。 施設のお部屋から搬送車までの移動は、葬儀社と施設のスタッフが連携して行います。 ご遺体をご自宅へ安置する場合は、受け入れ態勢を整えます。 自宅安置が難しい場合は、葬儀社の専用安置施設へ搬送するのが一般的です。 安置完了後は、ご遺体の状態維持のためにドライアイスの処置を施し、枕飾りを整えます。
ご遺体の搬送完了後は、施設の部屋に残された身の回り品の整理と退去手続きを行います。 施設によっては次の入居者の準備や契約の関係上、数日〜1週間程度で退去清算や荷物の撤去を求められるケースがあります。 まずは遺品の中から、「保険証や印鑑、通帳などの貴重品」や「葬儀・退去手続きに必要な書類」を優先して回収しましょう。 残りの持ち物は、葬儀が終了した後に日を改めて片付ける流れでも問題ありません。
ご遺体が無事に安置場所へ到着したら、葬儀の打ち合わせを開始します。 ご自宅へ安置した場合は、ご家族やお参りに来られる方々が対面できるスペースを確保します。 専用施設へ安置した場合は、面会可能時間や面会条件などを事前に確認しておきましょう。 ご遺体の安置後、葬儀社と葬儀日程や内容、火葬場の手配について、担当者と具体的な相談を進めていく流れとなります。
老人ホームで亡くなった場合でも、事件性の有無を確認するために、警察による検死が必要となることがあります。 具体的な例としては、入所者が転倒や転落、喉の詰まりなどの「事故」によって亡くなった場合や、死亡原因が不明な突然死・不審死のケースが挙げられます。 また、医師による持病の定期診察を最近受けておらず、事件性の有無を判断できない場合も警察へ連絡されます。 警察の確認が終わるまでは、ご遺体や現場の物に触れることができません。警察による検視や医師による検案などが行われ、必要な手続きが完了した後、ご遺体が引き渡されます。
お世話になった施設や職員へのお礼や心づけは必要なのか、気になりますよね。 お礼をする場合は、渡すタイミングと感謝の伝え方に気を配ることが大切です。 お世話になった施設や職員へのお礼マナーを解説します。
結論から申し上げますと、施設や職員への現金や商品券などの心づけは原則不要です。 多くの老人ホームや介護施設では、コンプライアンスや公正なサービス提供の観点から、利用者のご家族からの金品受領を禁止する規定を設けています。 感謝の気持ちを形にしたい場合は、個別のお礼品ではなく、スタッフで分け合える個別包装の菓子折り程度を添えるのが一般的です。 品物を贈る場合も規定によっては断られるケースがあるため、無理に渡そうとせず、感謝の気持ちを伝えることを第一に考えましょう。
お世話になった感謝を伝えるタイミングは、退去時の荷物引き取りや最終清算が最適です。 退去日当日は手続きや荷物の搬出で慌ただしくなるため、ご遺体の搬送時や挨拶時に言葉で直接お礼を伝えるか、丁寧なお礼状を添えて菓子折りを渡すとスムーズです。 これまでの手厚い介護や最期まで温かく寄り添っていただいたことへの感謝を言葉で具体的に伝えると、職員のみなさまに真心が伝わります。 形式にこだわりすぎず、誠意を持った対応を心がけましょう。
老人ホームでご家族が亡くなったときは、医師による死亡確認後、速やかに葬儀社へ連絡してご遺体の搬送・安置の手配を進めることが大切です。 搬送完了後は、貴重品を中心に身の回り品の整理を行い、退去手続きを進めます。 転倒事故や突然死など状況によっては、警察による検死が必要になる点にも留意が必要です。
また、施設や職員への金品のお礼は原則不要ですので、感謝の言葉や菓子折りなどで気持ちを伝えることが大切です。 限られた時間の中で対応が多く戸惑うこともあるかと思いますが、まずは落ち着いて信頼できる葬儀社へ相談し、サポートを受けながら進めていきましょう。 お葬式のご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。横浜市神奈川区、都筑区に直営式場もございます。随時内覧も可能です。
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