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家族葬の流れとは?
一般葬との比較とあわせて解説

公開日:2020/08/17

山口チーフ

この記事の監修者
山口 雄司

施行部チーフ 
在籍32年(1994年5月10日 入社)

1級葬祭ディレクター
運行管理者(貨物)
グリーフサポーター(京都グリーフケア協会)

横浜祭典株式会社 施行部 チーフ。葬儀業界で30年以上にわたり、葬儀全般・エンゼルケア業務など幅広く担当。 葬祭ディレクター1級の資格を保有し、これまで数千件以上のご葬儀に携わる。
ご家族が安心して葬儀を迎えられるよう、一人ひとりの想いに寄り添ったご提案を心掛けている。
本コラムでは、専門知識と現場での経験をもとに、分かりやすく正確な情報をお届けします。

お葬式の作法を教わる子供と教える女性

家族葬の全体の流れは、実は一般葬とあまり変わりません。 大きく異なるのは、参列者の人数です。 家族葬はご家族やご親族を中心に執り行う葬儀であるため、一般葬と比較すると小規模な葬儀となります。 では、費用面はどうでしょうか。 一般葬よりも家族葬のほうが安いというイメージを持たれている方が多いかと思いますが、実は、自己負担額が大きくなる可能性があります。 今回は、家族葬の流れと一般葬との違いを解説します。 参列者として呼ぶ範囲についてや費用の一例も紹介するので、ご参考にしてください。

1 家族葬は近親者を中心としたお葬式

通常一般葬の場合は、町会や会社関係、友人など、幅広く声をかけるため、参列者の人数が多くなる傾向にあります。一方の家族葬は文字通り、家族や近親者を中心としたお葬式です。家族葬では参列者に気を遣うことなく、故人とゆっくりとお別れをすることができたり、故人が生前希望していたような式を実現しやすかったりと、ある程度の融通が利きやすいという側面があります。

そのため、宗教者を呼ばずにお葬式を執り行う「無宗教葬」や通夜のない「1日葬」という形式を選ぶ方もいらっしゃいます。家族葬でお葬式をするから親族以外は参列できない、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

2 参列者として呼ぶ範囲は?

生前に故人と特に親しかった友人や、普段から交流のある近所の方などは、どうしても最後に手を合わせにいきたいと希望される方がいる場合もあります。実際にそのような申し出があった場合には、特別な事情がない限りは参列してもらうように声をかけても構いません。家族葬は基本的に”広く訃報を知らせないお葬式”と捉えていただいでもよいでしょう。なので限られた人達に対してだけ参列をお願いして、少人数でこじんまりとしたお葬式を執り行うのであれば、それも家族葬と呼べます。

逆にどうしても身内だけでお葬式をしたいという意思がある場合には、今後の関係性のことも考慮して事前にその旨をしっかり伝えておくといった気遣いがあるとよいでしょう。あるいは故人が自宅にいる間や、安置所にいる間にお参りに来てもらえるようにして、当日のお葬式は親族のみで執り行うといった案内をしてもよいでしょう。

3 家族葬の流れは?通夜〜葬儀〜火葬まで

葬儀 お葬式

家族葬といっても、お葬式全体の流れに関しては一般葬とあまり変わりません。病院や施設で亡くなった後は、最初に安置場所(あるいは自宅)へご移動します。その後の葬儀社との打ち合わせの中で、お葬式の規模を想定してプランを作成してもらいます。通夜や告別式などの進行も特に違いはありません。仏式であればお坊さんが来てお経をあげ、随時お焼香をするといった流れになります。また告別式のあとに火葬場まで向かう顔ぶれも基本的には親族が中心となります。

もしも違いが出るとすると、人数によって省略される過程があるという点があげられるでしょう。例えば、通夜をしないで1日葬にしたり、マイクロバスではなく自家用車で火葬場までいくといった違いです。また状況によっては火葬の後に会食の席を設けずに自宅へそのまま帰るといったこともあります。

4 葬儀費用の一例

葬儀費用のイメージがしやすいように、規模を想定して簡易的な費用見積もりを計算しましたので、ぜひプラン選びの参考にしてみてください。ただし金額はあくまで目安となるもので、式場やお葬式の日程などの要因によって前後することがあります。より詳細の見積もりを希望される場合は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。事前相談を活用していただくことをおすすめします。

A家(親族30名、友人やご近所の方5名)

葬儀に関わる費用(祭壇・棺など) 80万円
飲食・接待費用(料理・返礼品) 50万円
火葬費・斎場使用料(横浜市民料金) 1.2万円
車両関係費(霊柩車・マイクロバス) 8.8万円
合計 140万円

一般の参列者が数名参列する家族葬を想定。祭壇まわりや飲食費などの費用が多く掛かってきます。

B家(親族20名のみ)

葬儀に関わる費用(祭壇・棺など) 70万円
飲食・接待費用(料理・返礼品) 30万円
火葬費・斎場使用料(横浜市民料金) 1.2万円
車両関係費(霊柩車・マイクロバス) 8.8万円
合計 110万円

親族だけの葬儀を想定。規模が小さくなるため全体的に費用を抑えられます。

C家(親族5名のみ)

葬儀に関わる費用(祭壇など) 50万円
飲食・接待費用(料理・返礼品) 5万円
火葬費・斎場使用料(横浜市民料金) 1.2万円
車両関係費(霊柩車・マイクロバス) 4.3万円
合計 60.5万円

親戚も呼ばず、身内だけの葬儀を想定。マイクロバスの料金がかからないなど、さらに費用を抑えられます。

5 一般葬との費用の違いはある?

家族葬は一般葬と比べて大きく費用を抑えられると考えるかたもいらっしゃいますが、必ずしもそうではありません。一般葬の費用が高くなってしまう要因は、主に参列者に対する飲食費などのおもてなしにかかる費用だからです。親族以外にも通夜振舞いの支度や返礼品の準備をして渡すため、どうしても全体の費用が高額になってしまうのです。

しかし、参列者が多くなるとお香典によって助けられる部分もあります。一方の家族葬ではお香典によって費用をまかなえる割合は小さくなってしまうのです。そういった側面を考えると、トータルの費用としては一般葬のほうが高くなるものの、結果的には両者にそこまで大きな差異がないというケースも十分に考えられます。

6 家族葬を執り行うかどうかはご親族間でよく話し合い決定することが大切(まとめ)

家族葬は近親者を中心とした小規模なお葬式であり、周囲に気を遣わず故人様とゆっくりお別れができるのが大きな特徴です。 お迎えから火葬までの基本的な流れは一般葬と変わりませんが、参列人数に応じて1日葬にするなど、柔軟な選択肢があります。

費用面では、参列人数を限定するため会食費用や返礼品費用などを抑えられますが、香典収入も減るため、実質的な自己負担額は一般葬と大きく変わらないこともあります。 後悔のないお葬式にするためには、参列者を呼ぶ範囲や葬儀のご予算をご親族間でしっかり話し合い、事前相談や見積もりを活用して状況に合わせた最適なプランを検討することが大切です。

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