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公開日:2026/06/09
この記事の監修者
山口 雄司
施行部チーフ
在籍32年(1994年5月10日 入社)
1級葬祭ディレクター
運行管理者(貨物)
グリーフサポーター(京都グリーフケア協会)
横浜祭典株式会社 施行部 チーフ。葬儀業界で30年以上にわたり、葬儀全般・エンゼルケア業務など幅広く担当。
葬祭ディレクター1級の資格を保有し、これまで数千件以上のご葬儀に携わる。
ご家族が安心して葬儀を迎えられるよう、一人ひとりの想いに寄り添ったご提案を心掛けている。
本コラムでは、専門知識と現場での経験をもとに、分かりやすく正確な情報をお届けします。
目次

「急な葬儀への参列で、焼香マナーが不安…。」という方は少なくありません。 焼香は、故人様のご冥福をお祈りする大切な儀式ですが、宗派による回数の違いや正しい作法など、いざとなると迷ってしまうものです。 大切な葬儀の最中に慌てないためにも、焼香の基本的マナーを確認しておきましょう。今回は、焼香のやり方を分かりやすく徹底解説します。 一般的な焼香のやり方と宗派別の焼香のやり方を紹介し、それぞれの流れやマナーを解説するので、ご参考にしてください。
一般的な焼香のやり方は、以下のとおりです。
焼香は、故人様と関係性の深い方から順におこないます。 一般参列者の場合は、葬儀社スタッフの指示に従って焼香台へと進みましょう。 焼香するときは静かに穏やかな所作を心がけ、故人様とご遺族に弔意を示すことが大切です。 焼香のやり方が分からなくなったときも慌てず、周りをみながら落ち着いた振る舞いを心がけましょう。
焼香の作法は、宗派によって異なります。 宗派別の焼香のやり方は、以下のとおりです。
| 宗派 | 焼香の回数 | おしいただく方法 |
| 浄土宗 | 自由(1回または3回が基本) | 左手を添えて少しだけおしいただく |
| 浄土真宗 本願寺派 | 1回 | おしいただくことはない |
| 浄土真宗 大谷派 | 2回 | おしいただくことはない |
| 真言宗 | 3回 | 額まで |
| 曹洞宗 | 2回(1回のこともある) | 額まででとめて念じる |
| 天台宗 | 3回(1回のこともある) | 額まで |
| 日蓮宗 | 3回 | 額まで |
| 臨済宗 | 2回 | 額まで |
焼香の回数は1〜3回が基本ですが、参列者の人数によっては1回に省略する宗派もあります。 おしいただく方法も様々で、額までが基本ですが、浄土真宗の場合はおしいただくことはなく、そのまま香炉にくべるのがマナーです。 焼香の回数やおしいただく方法は宗派によって異なりますが、地域の慣習によっても違う作法があります。 葬儀に参列するときは事前に宗派を確認したうえで、周りの方の作法に合わせて弔意を示しましょう。
焼香には、「立礼焼香」、「座礼焼香」、「回し焼香」の3つの種類があります。 それぞれ作法が違うため、どの種類の焼香であっても戸惑わないように、事前に基本を把握しておけると安心です。 焼香の種類とそれぞれの流れを解説します。
立礼焼香とは、立った状態でおこなう焼香のことです。一般葬など、椅子席の式場の場合に多く用いられる形式です。 立礼焼香の流れは、以下のとおりです。
席を立つ際は、隣の方にも一礼するのを忘れないようにしましょう。
座礼焼香とは、座った状態でおこなう焼香のことです。 ご自宅での家族葬など、畳敷きの会場の場合に多く用いられる形式です。座礼焼香の流れは、以下のとおりです。
座礼焼香では、完全に立ち上がらずに中腰や膝行で移動するのがマナーです。
回し焼香とは、席を離れず香炉を順番に回しておこなう焼香のことです。席から焼香台への移動が難しい会場で多く用いられる形式です。回し焼香の流れは、以下のとおりです。
香炉を受け取るときはゆっくりと、両手で丁寧に受け取りましょう。
基本的には、喪主・ご親族・参列者で、焼香のやり方やマナーに違いはありません。 焼香は故人様と関係性の深い方からおこなうため、順番は喪主→ご親族→参列者となるのが一般的です。 ただし、喪主・ご親族と参列者では、焼香の一礼の対象が異なります。
喪主・ご親族は焼香の前後、参列者や僧侶に向かって一礼します。
喪主・ご親族は参列者や僧侶を招く側であるため、参列していただいたことへの感謝の気持ちを一礼に込めるのです。 一方、参列者は焼香の前後、ご遺族や僧侶に向かって一礼します。
参列者は招かれた側としてご遺族や僧侶に敬意を払い、故人様への弔意を込めて一礼するのです。 喪主・ご親族・参列者どの立場であっても、お互いに敬意を払い、故人様への弔意を示すことを第一に弔事に適切な振る舞いを心がけましょう。
焼香の際は、手元だけでなく「持ち物」や「タイミング」にも配慮が必要です。 まず、数珠は左手で持つか左手首にかけ、焼香中も手放さないのがマナーです。 焼香の直前に慌ててバッグにしまったり、椅子に置いたまま席を立ったりしないよう注意しましょう。 また、バッグやコートなどの手荷物は、席を立つ前に椅子の上に置いておき、焼香台へは数珠だけを持って進むのが一般的です。 参列者が多い葬儀では、前の人がご遺族への一礼を終えて焼香台に向かってから自分が席を立つなど、適切な間隔を保つことも大切な気配りです。
焼香は、故人様のご冥福を祈り、ご遺族へお悔やみの気持ちを伝えるための大切な儀式です。 回数や「おしいただく」といった作法は宗派ごとに異なりますが、最も重要なのは形式にこだわりすぎることではなく、故人様を偲ぶ心と周囲への細やかな気配りです。 基本の流れや宗派ごとの慣習を事前に把握しておけば、万が一の事態でも慌てることなく、葬儀の場にふさわしい振る舞いができます。 手荷物の置き方や数珠の扱い、前の人との適切な間隔を保つといった周囲への思いやりも、スマートな参列には欠かせないマナーです。 万が一、焼香の手順が分からなくなってしまった場合でも、焦る必要はありません。 周囲の方の所作に合わせながら、落ち着いて振る舞うことを心がけましょう。
お葬式のご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。横浜市神奈川区、都筑区に直営式場もございます。随時内覧も可能です。
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