葬儀にまつわるコラム
祖母の葬儀での香典はいくら包むべき?孫は香典いらない?疑問を解決!
2025.04.07
目次
祖母の葬儀に参列する際、香典はいくら包むべきなのか、 判断に悩む方は多いのではないでしょうか。 「孫は香典を包まなくてもいい」という一意見を目にすることもあり、そもそも香典を包まなくてはならないのか、気になる方もいらっしゃるかと思います。 結論から申し上げますと、祖母の葬儀に香典をいくら包むべきなのか、そもそも包まなくてはならないのかは、孫となる方の年齢や状況、故人様との関係性によって変わってきます。
今回は、祖母の葬儀での香典はいくら包むべきかを解説します。 孫は香典を持参しなくてもいいのかについてやマナー、注意点も併せて解説するので、ご参考にしてみてください。
祖母の葬儀での香典相場
祖母の葬儀での香典相場は、1〜5万円ほどです。 香典の金額は、以下のように包む側である孫の方の年齢に応じて決めるのが一般的です。
- ・20代…1万円程度
- ・30代…1〜3万円程度
- ・40代以上…3〜5万円程度
祖母との関係性が深かった場合は、相場より高い金額を包むこともあります。 祖母と疎遠であった場合などは、年齢に関係なく1万円程度を包むことも多いようです。 他の孫がいる場合は、相談したうえで金額を決定するのも良いでしょう。
孫は香典を持参しなくてもいい?
孫として祖母の葬儀に参列する際は、香典を持参するのが一般的です。 ただし、祖母と同居していた場合は、孫の年齢や状況に関わらず、香典を包む必要はないといわれています。祖母と同居していた場合、祖母の子ども、すなわち孫にとっての親が喪家として葬儀を執り行います。同居していた場合は、孫も喪家の立場として香典を受け取る側になるため、香典を包む必要は原則としてありません。
孫となる方が学生や未成年である場合も、祖母の葬儀に香典を持参しなくていいといわれています。 また、祖母の葬儀が小規模な家族葬などで、香典を辞退されている場合も持参する必要はありません。 香典を辞退されている場合は、無理に渡そうとせず、意向を尊重することが大切です。
祖母の葬儀で香典を持参するときのマナー
祖母の葬儀で香典を持参するときは、お札の入れ方など一般的なマナーを確認しておきましょう。香典袋の書き方や渡し方にも気を配ることが大切です。 祖母の葬儀で香典を持参するときのマナーを解説します。
入れ方
香典袋にお札を入れる際は、香典袋の表側に対して、お札の裏側(肖像画がない面)が上になるようにします。さらに、お札を縦にしたときに、肖像画が下になるように入れます。香典袋を開封した際に肖像画が見えないようにすることで、「故人様を偲び、悲しみから顔を伏せる」という意味合いを表現するためです。お札は、向きを揃えて入れるようにしましょう。
香典に入れるお札の枚数は、奇数が良いとされています。 偶数は割り切れることから、故人様とのご縁が切れることを連想させるからです。香典は不祝儀であるため、事前に用意していたと思われないように、新札を避けるのもマナーです。
書き方
香典袋の表には、「表書き」として宗派に応じて、以下のような記載を上部にします。
- ・仏教…四十九日前であれば「御霊前」、四十九日後であれば「御仏前」
- ・神道…「御霊前」、「御榊料」、「御玉串料」
- ・キリスト教…「御霊前」、「御花料」
宗派が不明な場合は、念のため「御香典」と書いても問題ありません。
水引きの下の下部には、自分の氏名をフルネームで書きます。 夫婦連名の場合は、夫の氏名をフルネームで書き、左に妻の名前のみを記載します。 筆記具は、薄墨の毛筆か筆ペンを使うのが一般的です。薄墨の理由は、「涙で墨が薄くなった」という意味合いからです。 ボールペンやマジックを使うのは好ましくありませんが、やむを得ない場合は、黒色のインクのものを使うようにしましょう。
食事の代わりとしてお弁当や返礼品などを渡す
精進落としをしない場合、食事の代わりとして、お弁当や返礼品などを渡すのが一般的です。お弁当を渡す場合はカジュアルな印象のあるものは避ける、食中毒に気をつける、など内容や管理方法に気を配ることが大切です。返礼品を渡す場合は日持ちのする食べ物や飲み物など、「消え物」を選ぶようにしましょう。
渡し方
香典を渡す一般的なタイミングは、受付で芳名帳の記帳を済ませた後です。 受付担当者に対して、「この度はご愁傷様でございます」などといったお悔やみの言葉を添えて渡しましょう。 受付がない場合は、ご遺族(喪主)に直接渡します。 香典は、袱紗に包んで持参するのがマナーです。
紫、紺、グレーなど地味な色の弔事用の袱紗を用意します。 ただし、香典を渡すときは受付担当者やご遺族の前で、袱紗から香典袋を出して渡さなくてはなりません。袱紗はたたんで、香典袋の下に添えた状態で、香典を両手で丁寧に差し出します。香典袋の表書きが、相手に対して正面を向くように気をつけましょう。
【孫世代が知っておきたい】祖母の葬儀で香典を持参するときの注意点
祖母の葬儀で香典を持参するときの注意点は、ご親族である喪家や喪主に配慮することです。 祖母の葬儀で香典を持参する場合、喪家としてではなく、参列者としての参列になるかと思います。 ご遺族は参列者として手厚く迎えてくれるかと思いますが、ご親族として「何かお手伝いできることはありませんか」と声をかけるなど、積極的に協力するようにしましょう。
ただし、遠慮されている場合もあるので、無理強いはしないことが大切です。 また、祖母と関係性が深かった場合であっても、あまりに高額な香典はご遺族に気を使わせてしまう可能性があります。ご自身の年齢や経済状況などを考慮し、相応の金額を包むのもマナーです。
祖母の葬儀の香典相場は1〜5万円ほど(まとめ)
祖母の葬儀に孫として参列する場合、学生や未成年を除けば、香典を持参するのが一般的です。 ただし、祖母と同居していた場合や家族葬などで香典を辞退されている場合は、持参する必要はありません。祖母の葬儀の香典相場は1〜5万円ほどで、ご自身の年齢や経済状況によって考慮します。年齢が上がるにつれて香典相場も高くなりますが、祖母との関係性に応じて判断するのも重要です。
香典を用意するときに大切なのは、故人様を偲び、ご遺族に配慮するお気持ちです。 経済的な事情などから相場の金額を包めなくても、故人様である祖母や親族であるご遺族に感謝と敬意をもっていれば、必ずその想いは伝わるはずです。 祖母の葬儀の香典相場を確認しておくことは大切ですが、香典は無理のない範囲で金額を決定して包むようにしましょう。
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