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戒名について分かりやすく教えて!
意味や構成、費用や位を
専門家が徹底解説

公開日:2026/04/07

戒名とは、仏様の世界における故人様のお名前のことです。 菩提寺の僧侶に授けてもらうのが一般的ですが、近年では戒名の風習についてあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。 戒名には重要な役割があり、付け方や値段、位(ランク)などに違いがあります。今回は、戒名についての基礎知識を徹底解説します。

戒名の役割・付け方・値段・位(ランク)を詳しく解説するので、ご参考にしてください。

1 戒名の役割

戒名には、「仏弟子である証」と「仏様の世界での故人様の新しいお名前」という大切な意味合いがあります。 故人様が仏弟子として、新たな歩みを始めるために授けられます。戒名は位牌に記され、読経の際などに読まれます。 ご逝去されたあとに菩提寺の僧侶から授かるのが一般的ですが、近年では終活の一環として、生前に授かる「生前戒名」を選択される方もいらっしゃいます。

また、浄土真宗では戒名ではなく「法名(ほうみょう)」、日蓮宗では「法号(ほうごう)」というなど、宗派によって呼び方や概念が異なることがあります。 戒名の呼び方や授かる慣習は宗派や地域、菩提寺によっても異なるため、事前に確認することが大切です。

1-1 現代において「戒名はいらない」という意見がある背景

近年では「戒名はいらない」、「戒名は授けてもらわなくてもいい」といった価値観の方が少数派ではありますが、見受けられるようになりました。 戒名がなくても葬儀や供養を執り行える場合もありますが、菩提寺がある場合は事前確認が必要です。

戒名を授かるには数十万円以上のお布施が必要となるため、経済的負担を軽減するために、授からないという選択をされる方もいらっしゃいます。ただし、戒名を授からない場合、菩提寺のお墓への納骨ができなくなってしまう可能性があります。菩提寺や僧侶とトラブルになったり、伝統を重んじるご親族と揉めたりしてしまうケースも少なくありません。

何より、代々授けていただいていた戒名を故人様につけないというのは、供養の形として不適切と感じる方もいらっしゃるでしょう。 戒名を授かるかどうかはご親族でよく話し合い、必ず事前に菩提寺に相談するようにしましょう。

2 戒名の付け方

戒名には、以下のような基本的な構成があります。

 

  • 院号(いんごう)…寺院や社会に貢献した人に授けられる最高位の称号。
  • 道号(どうごう)…仏の悟りを開いたことを示す。故人様の人柄や功績を表す。
  • 戒名(かいみょう)…仏弟子となった証の名前。基本の2文字。俗名から1文字、経典から1文字を選ぶのが一般的。
  • 位号(いごう)…成人では信士・信女(しんじ・しんにょ)、居士・大姉(こじ・だいし)など。

基本的な構成を前提として、故人様の生前の功績やお人柄などが考慮され、授けられます。 菩提寺の僧侶が考案し授けられるのが一般的ですが、故人様の生前のご意向などがある場合は、相談することも可能です。 ただし、戒名はあくまで授けていただくものです。 特別なご事情などがない限りは、菩提寺の僧侶に委ねることを推奨いたします。

3 戒名の値段

菩提寺の僧侶に対しては、戒名を授けてもらうお礼としてお布施をお渡しします。これは「戒名の代金」ではなく、仏弟子として名前を授かり、供養をしていただくことへの感謝の印です。戒名のお布施の金額目安は、20〜100万円程度です。 ※あくまで一般的な目安であり、地域や寺院によって大きく異なります。

金額の幅が広いのは、戒名の位(ランク)によって相場が変動するためです。 最も一般的な戒名の位である「信士・信女」を授けてもらう場合の金額目安は20〜30万円程度ですが、上位の「院居士・院大姉」の場合は100万円以上に及ぶこともあります。

戒名の値段は、宗派や地域の慣習、菩提寺や僧侶との関係性によっても異なります。 菩提寺や僧侶に「おいくらですか?」と聞くのは失礼にあたると心配される方も多いですが、「他の方はおいくら位包まれていますか?」、「お寺の維持のために、どの程度お包みするのがよろしいでしょうか?」と謙虚に伺うことは、決して失礼にはあたりません。

近年では、菩提寺が戒名のお布施の金額目安を提示していることもあります。 戒名はお金で買うものではなく、故人様の生前の歩みを称え、迷いなく極楽浄土へと旅立っていただくための「最後の手向け」です。 お布施は無理のない範囲で、かつ菩提寺との良好な関係を維持できる適切な金額を把握しておくことが、円満な供養へとつながるでしょう。

4 戒名の位(ランク)について

戒名には位(ランク)があり、正確には「位号(いごう)」と呼ばれています。 故人様の性別やご年齢、信仰の深さ、生前の社会的な貢献度を表す称号です。 現代では、寺院への貢献度すなわちお布施の金額に応じて決まる側面が強くなっていますが、本来は仏弟子としての歩みを称えるためのものです。

成人男性であれば「信士(しんじ)」、成人女性であれば「信女(しんにょ)」が最も一般的な位です。 信仰が深く、生前に寺院の運営を支えてきた方には、一階級上の「居士(こじ)」や「大姉(だいし)」が授けられます。 最高位には「院号(いんごう)」があり、「〇〇院」という称号が戒名の冒頭に冠されます。 これはかつて、寺院を建立するほど多大な貢献をした貴族や皇族に授けられた位であり、現代でも格式高い称号として重んじられています。

ご遺族が戒名の位を考慮する際に重要なのは、ご先祖様とのバランスです。 地域によっては「子が親の位を超えないように」という慣習があるため、家系図やご先祖様の位を確認したうえで、菩提寺の僧侶に相談しましょう。

5 戒名は菩提寺の僧侶に授けてもらう大切なお名前(まとめ)

戒名は故人様が仏様の弟子となった証であり、新しい世界での歩みを支えるための神聖なお名前です。 現代では、葬儀の簡略化や価値観の多様化により「戒名は不要ではないか」という声も聞かれますが、戒名はただの伝統的な慣習ではなく、故人様の生前の功績を称え、残されたご家族が故人様を偲ぶための大切な拠り所となります。

戒名の構成には「院号」や「位号」といった位が存在し、それに応じたお布施の相場も20〜100万円以上と幅広くなっています。 しかし、重要なのは金額ではなく、ご先祖様とのバランスや、菩提寺との信頼関係に基づいたお名前を授かることです。 戒名の金額や付け方について不安がある場合は、一人で抱え込まずに菩提寺の僧侶や葬儀の専門家へ相談することをおすすめします。

戒名は、故人様が迷いなく極楽浄土へと旅立つための「最後の手向け」です。 今回の記事の内容を参考に、ご家族にとって最善の選択を検討してみてくださいね。 お葬式のご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。横浜市神奈川区都筑区に直営式場もございます。随時内覧も可能です。

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