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火葬式とは
お通夜や告別式を
執り行わない葬儀のこと
気になる費用相場

公開日:2026/05/07

山口チーフ

この記事の監修者
山口 雄司

施行部チーフ 
在籍32年(1994年5月10日 入社)

1級葬祭ディレクター
運行管理者(貨物)
グリーフサポーター(京都グリーフケア協会)

横浜祭典株式会社 施行部 チーフ。葬儀業界で30年以上にわたり、葬儀全般・エンゼルケア業務など幅広く担当。 葬祭ディレクター1級の資格を保有し、これまで数千件以上のご葬儀に携わる。
ご家族が安心して葬儀を迎えられるよう、一人ひとりの想いに寄り添ったご提案を心掛けている。
本コラムでは、専門知識と現場での経験をもとに、分かりやすく正確な情報をお届けします。

火葬式とは、お通夜や告別式を省略し、火葬のみを執り行う葬儀のことです。 近年、都心部を中心に増加傾向にある火葬式ですが、直葬との違いや具体的な費用相場などは、あまり知られていません。 火葬式は一般葬と大きく異なる葬儀形式であるため、検討する際は内容を把握し慎重に判断することが大切です。 今回は、火葬式の基本について分かりやすく徹底解説します。 直葬との違いや費用相場、流れや服装マナー、利点や注意点も紹介するので、ご参考にしてみてください。

1 火葬式の特徴

火葬式の最大の特徴は、お通夜や告別式などの葬儀を執り行わないことです。火葬のみを執り行うため、宗教的な儀式は原則としておこなわれません。 ただし、火葬式として僧侶を招いて、火葬炉の前で読経の儀を執り行うこともあります。僧侶を招かず、ご家族だけで火葬式を執り行うことも可能です。 火葬式は、近年都心部を中心に増加傾向にあります。その背景には、都心では隣近所との付き合いが少なく、親戚も遠方に住んでいるケースが多いため、大規模な葬儀を執り行う必要性が薄まっていることがあります。ご遺族の経済的・精神的負担を軽減するために、故人様ご本人が生前に火葬式の意思を表明されるケースも多く見受けられるようになりました。

しかし、火葬式を選択される場合、故人様を偲び最後のお別れを告げる時間はどうしても少なくなってしまいます。 弔問を望む一般参列者への対応など、考慮するべき点もいくつかあります。 火葬式という形式の葬儀を執り行うかどうかは、故人様の生前のご意向とご遺族の想いを大切に、慎重に検討することが大切です。

2 火葬式と直葬の違い

実は、火葬式と直葬は同じ意味を持っています。 どちらもお通夜や告別式を省略し、火葬のみを執り行う葬儀のことを指します。 ただし、一般的な使い方としては、ニュアンスが少し異なります。

「火葬式」という言葉には、お通夜や告別式を省略するものの、葬儀ではあるというご遺族への配慮が込められています。火葬式では火葬炉の前で読経をおこなうことも多く、最小限の葬儀としての意味合いがあるのです。一方、「直葬」という言葉には、葬儀を執り行わず、直接火葬をするという意味合いがより強い側面があります。 行政的な場で使われる用語でもあり、火葬そのものへの工程を指す言葉でもあります。

3 火葬式の費用相場

火葬式の費用相場は、5〜10万円程度です。 お通夜や告別式を執り行う一般葬の費用相場は100〜150万円程度であるため、1/10以下の金額が目安となります。 火葬式を葬儀社に依頼する場合の一般的な費用内訳項目は、以下のとおりです。

 

  • ご遺体の搬送費
  • ご遺体の安置費
  • ドライアイス料
  • 棺・骨壺一式の費用
  • 運営スタッフ費
  • 火葬料

上記の中で金額の変動が比較的大きいのは、棺・骨壺一式の費用と火葬料です。 棺・骨壺は、選ぶ素材やデザインなどによって費用が変動します。 火葬料は、公営火葬場であれば無料〜5万円程度、民営火葬場であれば5〜15万円程度が目安です。

また、火葬場の空き状況などによって、火葬までに日数を要する場合は、追加のドライアイス料が発生することもあります。 僧侶を招いて読経をしてもらう場合は、お布施も必要です。 火葬式の費用に関しては、追加料金の有無も含めて、葬儀社に詳細な見積もりを取ってもらうことをおすすめします。

4 火葬式の流れ

火葬式の一般的な流れは、以下のとおりです。

 

  • 安置場所の決定
  • 死亡診断書の受領
  • ご遺体の搬送と安置
  • 火葬式の打ち合わせ
  • 納棺と出棺
  • 火葬式
  • 火葬 収骨
  • 埋葬許可証の受領

安置場所は、ご自宅か葬儀社の安置室になります。 医師から受領する死亡診断書は、火葬の際に必要となる大切なものです。 火葬は、ご逝去されてから24時間が経過しないとできないと法律で決まっているため、すぐにはできません。ご遺体を搬送し安置している間に、葬儀社と火葬式の打ち合わせをおこないます。火葬式では、火葬炉の前で読経をおこなう場合とそうでない場合があります。火葬式の平均的な所要時間は、火葬から収骨まで含めて、1〜2時間程度です。収骨をしご遺骨を骨壷に納めたら、火葬式は終了です。 最後に埋葬許可証を受け取り、大切に保管しましょう。

5 火葬式の服装マナー

火葬式では、喪服や準喪服を着用するのが一般的です。 少数のご遺族のみで執り行う場合であっても、平服は望ましくありません。 火葬という弔事にふさわしい服装を心がけましょう。男性は黒色のダークスーツ、女性は黒色のワンピースやアンサンブル、子どもは制服を着用するのが基本の服装です。

6 火葬式の利点

火葬式の最大の利点は、経済的負担を大幅に抑えられることです。 一般葬と比較すると1/10以下の費用相場であるため、葬儀に伴う経済的負担は最小限になります。 火葬式はご遺族のみで執り行うため、弔問客への対応が不要な点も大きな利点です。 一般葬の場合は手続きや準備するべきことが多く、ご遺族は悲しみの中、一生懸命に対応しなくてはなりません。

火葬式であれば手続きや準備が少なく、所要時間も短いため、高齢のご家族がいる場合でも安心です。 火葬式は、葬儀の伝統的な形式よりも、「家族だけで温かく送り出したい」という希望を叶えやすい葬儀であるといえます。

7 火葬式の注意点

火葬式の注意点は、ご親族や菩提寺に配慮することです。伝統的な葬儀形式を重んじるご親族がいる場合、理解を得るのが難しく、揉めてしまう可能性があります。 菩提寺に許可なく火葬式を執り行うと、納骨をお断りされてしまう懸念点もあります。

火葬式は都心部では増加傾向にありますが、地方など一部の地域や宗派の慣習では、まだ受け入れ難いと考える方もいらっしゃいます。お互いの信頼を損ねないためにも、火葬式を執り行うときは、必ず事前にご親族や菩提寺に相談するようにしましょう。

8 火葬式はお通夜や告別式を省略し火葬のみを執り行う葬儀(まとめ)

火葬式は、お通夜や告別式を省略し、火葬のみを執り行うシンプルな葬儀形式です。 都心部を中心に増加している背景には、核家族化や人間関係の変化、そして何より経済的・精神的な負担を軽減したいという現代のニーズが反映されています。 一般葬に比べて費用を大幅に抑えられ、ご親族だけで静かに故人様を偲ぶことができる点は、大きな利点といえるでしょう。しかし、形式が簡略化される分、事前の準備とご親族や菩提寺との合意形成がとても重要になります。

火葬式を選択することは、故人様に対して失礼なことではありません。 大切なのは、故人の生前のご意向を尊重しつつ、残されたご家族が後悔なくお別れできる形式を選択することです。本記事でご紹介した費用相場や流れ、マナーを参考に、ご家族にとって最もふさわしい見送りのあり方を検討してみてください。 判断に迷う場合は、早い段階で専門の葬儀社へ相談し、詳細な見積もりやアドバイスを受けることをおすすめします。お葬式のご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。横浜市神奈川区都筑区に直営式場もございます。随時内覧も可能です。

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