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家族葬は必ずしも費用が
安くなるわけではない?
その理由を詳しく解説

公開日:2020/07/16

山口チーフ

この記事の監修者
山口 雄司

施行部チーフ 
在籍32年(1994年5月10日 入社)

1級葬祭ディレクター
運行管理者(貨物)
グリーフサポーター(京都グリーフケア協会)

横浜祭典株式会社 施行部 チーフ。葬儀業界で30年以上にわたり、葬儀全般・エンゼルケア業務など幅広く担当。 葬祭ディレクター1級の資格を保有し、これまで数千件以上のご葬儀に携わる。
ご家族が安心して葬儀を迎えられるよう、一人ひとりの想いに寄り添ったご提案を心掛けている。
本コラムでは、専門知識と現場での経験をもとに、分かりやすく正確な情報をお届けします。

お葬式に参加する親族

家族葬の大きな特徴は、費用が比較的安いことです。しかし、実は必ずしもそうとは言えない側面があります。 家族葬であっても、斎場の使用料や祭壇の飾り付け費用などは、一般葬と大きく変わらないからです。家族葬の場合は参列者が少なくなるため、いただける香典の金額も少なくなります。今回は、家族葬の費用について徹底解説します。一般葬と家族葬の違いや全体のお葬式に占める家族葬の割合なども解説するので、ご参考にしてください。

1 一般葬と家族葬の違いとは

一般葬というのは親族だけでなく、友人・町内会・会社関係などの様々な関係の会葬者が来ると言う形式のお葬式です。故人や家族の交友関係によっては参列者の多い式になり、盛大に式を執り行う場合もあることでしょう。

一方で家族葬とは、文字通り家族を含めた、親族中心に執り行われる形式のお葬式になります。ただし、必ずしも親族に限定されるわけではなく、特に親しかった友人や近所の方には声をかけるという場合もあります。近年はお葬式の規模が縮小している傾向にあり、家族葬はその流れとともに広く普及してきた形式とも言えるでしょう。

2 全体のお葬式に占める家族葬の割合は?

平成29年に発表された、『葬儀の取引に関する実態調査報告書』によると、家族葬は以下の割合で執り行われていることがわかりました。

 

一般葬 63%
家族葬 28.4%
直葬 5.5%
1日葬 2.8%
社葬 0.3%

このように、いまだに一般葬が約60%と大部分を占めていますが、それでも家族葬は全体の割合の中でもおよそ30%近くの割合を占めるまでになっています。葬儀の規模の縮小が急激に進んでいる背景を考えると、これからも家族葬は増加傾向にあるといえるでしょう。また、家族葬に限らず、より小規模で費用を極限まで抑えたい、と考える方は1日葬や直葬という選択肢をとる可能性もあり、葬儀形式の多様化が進んでいくことは間違いありません。

3 葬儀費用に違いはある?

参列者が多い式になればなるほど、用意する料理や返礼品の数量が増えるため、全体の葬儀費用は高額になるでしょう。そのため、家族葬にすれば極端に費用を安くできると考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、必ずしもそうではありません。なぜなら参列者が少なくなることによって、頂けるお香典の金額も減ってしまうからです。また、人数が減ったとしても、斎場の使用料や祭壇の飾り付け・車両関係などの費用そのものが大きく変わることはないという理由もあります。

神奈川・東京・埼玉を含めた3つの関東圏エリアでは、葬儀の費用相場が約186万円(「第11回 葬儀についてのアンケート調査報告書」日本消費者協会)ですが、飲食費の増減分とお香典の金額を加味した場合、結局のところ両者に極端な葬儀費用の差はあまり生じないというわけです。

4 葬儀社によって家族葬プランに含まれる内容が違う?

葬儀プランでは祭壇や棺、骨壷などが一式セットになっていることがほとんどです。通常はそのプランとは別に、飲食代や返礼品、寝台車料金などを足し合わせてトータルの葬儀費用となります。

そして家族葬の普及に伴い、インターネット系葬儀社を中心に追加費用ナシという名目で、専用の家族葬プランというものも提供されるようになってきました。しかし、結局はオプションという形で必要なものを追加する羽目になり、いざ葬儀を終えてみると、当初想定していた金額と大きく異なってしまったという方もいらっしゃいます。

これは葬儀社によってプランに含まれる内容が異なる場合が多いからです。プランによって対応できる人数や安置料なども変わってくる場合がありますので、可能であれば数社の間で事前相談をして、詳細の見積もりなどをしてもらうとよいでしょう。

 

火葬場へ向かう親族

5 家族葬に適した葬儀場とは

家族葬では一般葬とは違って参列者も少なくなるため、大きな葬儀場を利用する必要がありません。親族のみの参列であれば、少なければ5人〜10人ほど、多くても30名前後の人数に対応できるような建物であればよいわけです。あるいは火葬場に併設された葬儀場であれば、移動の負担なども少なく済むので、少人数のお葬式には適しているともいえます。神奈川県横浜市では3つの市営斎場に葬儀場が併設されています。(戸塚斎場、北部斎場、南部斎場)

それ以外にも、最近では家族葬専用のホールが建てられるようになってきました。また大きな建物の中でフロアを分けて、家族葬に対応できるような葬儀場もあります。事前相談をされた時などにスタッフへ声がけをすれば、実際に葬儀場の広さや部屋の設備なども確認することができますので、そういった機会もぜひ活用しましょう。

6 参列者として伺う場合に気をつけるポイント

家族葬でお葬式をする場合、家族としても基本的には親族中心に限られた人にだけ声をかけています。そのため、たとえ関係性が近しい方であったとしても、事前の連絡なしで会葬するようなことは避けたほうがよいでしょう。それでも最後にどうしても故人にお別れをしたいという意思が強い場合には、必ず家族へと事前に連絡をして、参列の可否を伺うようにしましょう。また、式への参列がかなわなかった場合に、自宅へ直接お参りに行くという際にも同様です。その際に、家族によっては訪問者を迎え入れる準備などに気を遣われてしまうこともありますので、相手にとって負担のかからないような配慮が必要です。

7 家族葬を検討するときは費用の詳細をしっかり確認しましょう(まとめ)

家族葬は小規模な葬儀であることから、費用が安くなると思われがちです。しかし、実際には一般葬と大きな差が出ないことも少なくありません。 参列者が少なくなるため、香典による葬儀費用の補填が減る点や、斎場使用料などの固定費は一般葬とあまり変わらない点に注意が必要です。また、葬儀社によって家族葬のプランに含まれる内容は異なります。 費用の安さだけで契約するのではなく、事前に詳細な見積もりを取り、追加費用の有無などを確認することが大切です。家族葬の利点と注意点の両方を正しく理解し、故人様とご家族にとって最適な形式を慎重に選びましょう。葬儀・家族葬・直葬についてのご相談は、横浜祭典にご連絡(0120-310-866)ください。

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