葬儀にまつわるコラム
家族葬での喪主の挨拶例文5つを紹介【シーン別】
2024.05.01
目次
家族葬で喪主挨拶を行うときは、例文を参考に考えるのがおすすめです。 そもそも、「家族葬で喪主挨拶が必要なの?」と思う方がいるかもしれませんが、家族葬でも喪主挨拶は行うのが一般的です。
喪主挨拶は参列者に対する感謝の気持ちを表明する役割もあるため、親しい人たちだけでの葬儀であっても、基本的には行うことをおすすめします。
今回は、家族葬での喪主の挨拶例文5つをシーン別に紹介します。 喪主の挨拶で使ってはいけない言葉も解説するので、ご参考にしてみてください。
家族葬でも喪主は挨拶を行うのが一般的
喪主挨拶の主な役割は、参列者の方たちに感謝の気持ちを表明することです。 参列してくれたことに対するお礼、故人と親しくしてくれたことへの感謝などを伝えます。 僧侶に対しても、感謝の気持ちを込めて喪主挨拶を行いましょう。
喪主挨拶には参列者や僧侶に対して、「次の行動を促す」、「案内をする」という役目もあります。 葬儀を円滑に進めるためにも、家族葬であっても喪主挨拶は行うのがおすすめです。
ただし、小規模の家族葬で、一緒に暮らしている家族数人しか参列しないような場合は、喪主挨拶を省いても問題ありません。 家族葬で喪主挨拶を行うかどうかは、葬儀の規模や参列者の人数、故人との関係性などで判断しましょう。
家族葬での喪主の挨拶例文5つ【シーン別】
家族葬での喪主挨拶は、どの場面で誰に対して行うのかで内容が変わってきます。 家族葬での喪主の挨拶例文5つをシーン別に紹介します。
僧侶がお見えになったとき
僧侶がお見えになったときの喪主挨拶例文は、以下のとおりです。
「本日はご足労いただき、ありがとうございます。 予定通り葬儀を執り行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
弔問客がお見えになったとき
弔問客がお見えになったときの喪主挨拶例文は、以下のとおりです。
「本日はご多用の中お越しいただきありがとうございます。 生前は○○が大変お世話になりました。」
お通夜のとき
お通夜のときの喪主挨拶例文は、以下のとおりです。
「みなさま、本日はご多用のところ、ご参列いただき誠にありがとうございます。
◯◯は生前中、みなさまより格別なご厚情を賜り、◯◯もさぞかし皆様のご厚意を心から感謝しておることと存じます。家族からも、心より感謝申し上げます。
明日の葬儀は、○○斎場で○時より執り行う予定です。
何卒よろしくお願いいたします。」
お通夜のあとに通夜ぶるまいがある場合は、続けて以下のように案内をします。
「このあと、あちらの会場にて、お食事の席を用意しております。◯◯を偲びながら、お召し上がりください。」
通夜ぶるまいがない場合は、以下のように挨拶を締めます。
「本来であれば、お食事の席をご用意し、◯◯を偲ぶひと時を過ごしていただくところでしたが、都合によりご用意ができておりません。何卒ご了承いただけましたら、ありがたく存じます。
本日は誠にありがとうございました。
どうぞ、お気をつけてお帰りください。
通夜ぶるまいのとき
通夜ぶるまいがある場合の、開会の喪主挨拶例文は、以下のとおりです。
「あらためまして、本日はご多用の中、みなさまお越しいただきありがとうございます。
ささやかではありますが、お食事をご用意させていただきました。 お召し上がりになりながら、○○との思い出話などもお聞かせいただければ幸いです。
どうぞお時間の許す限り、ごゆっくりおくつろぎください。」
通夜ぶるまいの閉式のの喪主挨拶例文は、以下のとおりです。
「本日は突然のことにも関わらず○○のためにお集まりいただき、ありがとうございました。
思い出話はつきませんが、夜も更けてまいりましたので、
このあたりでお開きにさせていただきたいと存じます。
明日は○○斎場で○時より葬儀を執り行う予定です。何卒、よろしくお願いいたします。
本日は遅くまでありがとうございました。」
告別式のとき
告別式の喪主挨拶例文は、以下のとおりです。
「本日はみなさま、ご多用の中ご参列いただきまして誠にありがとうございます。
故人もみなさまにお集まりいただき、さぞかし喜んでいることと存じます。
【故人に関する思い出エピソードを入れる】ここに、生前賜りましたご厚情に対し、
心よりお礼申し上げます。
簡単ではございますが、これをもちましてお礼の挨拶にかえさせていただきます。」
喪主の挨拶で使ってはいけない言葉
喪主挨拶では、忌み言葉など使ってはいけない言葉がいくつかあります。 マナーを知らないと非常識だと思われる可能性があるため、使ってはいけない言葉を挨拶文に含めていないか確認しましょう。 喪主の挨拶で使ってはいけない言葉を解説します。
繰り返しの言葉
繰り返しの言葉とは、「さまざま」、「いろいろ」、「ますます」、「わざわざ」などのことです。繰り返し言葉を使ってはいけない理由は、不幸が繰り返し起こることを連想させてしまうからです。
他にも、「たびたび」、「くれぐれも」、「かえすがえす」などがあります。
死を連想させる言葉
死を連想させる言葉も、喪主挨拶では避けたほうがいいとされています。 数字の「4」や「9」など、うっかり使ってしまわないように気をつけましょう。
また、「終わる」、「無くす」、「衰える」、「消える」、「枯れる」などの死や不幸を連想させる言葉も避けるのがマナーです。 「生きていたころ」や「死ぬ」など、生死に関する直接的な表現も避けましょう。
仏式・神式・キリスト教式の葬儀で使ってはいけない言葉
仏式・神式・キリスト教式の家族葬を執り行う場合、それぞれ使ってはいけない言葉があります。 たとえば、仏式では「迷う」、「浮かばれない」、「天国」などの言葉は避けるのがマナーです。
神式・キリスト教式では、「供養」、「合唱」、「成仏」などの仏式用語を使わないように気をつけましょう。
家族葬の喪主挨拶は例文を参考にすると考えやすい(まとめ)
家族葬でも、喪主挨拶は行うのが一般的です。 喪主挨拶を考えるときは、シーン別に例文を参考にすることをおすすめします。 参列者や僧侶への感謝の気持ちを伝えながら、葬儀が円滑に進むよう案内なども行います。
葬儀の場として、喪主挨拶で使ってはいけない言葉もあるため、気をつけましょう。
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