葬儀にまつわるコラム
お通夜と葬儀の違い5つをわかりやすく解説!告別式との違いも併せて紹介
2024.08.07
お通夜と葬儀の違いは、目的、日程、参列者、内容、服装にあります。どちらも故人を送るための大切な葬式ですが、違いを理解しておかないと、執り行う際にトラブルが生じる可能性があります。参列者となる場合は、マナー違反にならないよう、違いを理解し配慮することが大切です。
今回は、お通夜と葬儀の違い5つをわかりやすく解説します。 お通夜・葬儀・告別式の違いも紹介するので、ご参考にしてみてください。
お通夜と葬儀とは
お通夜と葬儀はどちらも故人を偲ぶ大切な葬式ですが、いくつか違いがあります。 お通夜には、故人と過ごす最後の夜という意味があります。ご遺族や故人と親しかった人々が集まり、故人を偲び、冥福を祈るための葬式です。
故人が亡くなって最初に執り行われる儀式であり、葬儀の前夜に執り行います。葬儀には、故人の霊を供養しお別れを告げ、送り出すという意味があります。
お通夜の翌日に執り行われるのが一般的で、ご遺族や故人と親しかった人々、友人、会社の関係者などが広く参列します。
お通夜と葬儀は、基本的には故人と親しい間柄であれば、両方に参列します。 知人や会社の関係者のような間柄であれば、葬儀にだけ参列することもあります。日程的にどうしても都合がつかない場合は、どちらかにだけ参列しても問題ありません。
お通夜と葬儀の違い5つ
お通夜と葬儀の違いを理解するために、目的、日程、参列者、内容、服装に着目してみましょう。 特に参列者となる場合は、違いを理解しマナー違反にならないよう気をつけることが大切です。
お通夜と葬儀の違い5つを解説します。
目的
お通夜の主な目的は「故人と最後の時間を過ごす」ことです。 お通夜では故人との別れを惜しみ、生前の思い出を語り合い、静かに最後の夜を過ごします。葬儀の主な目的は「故人の霊を供養し別れを告げて送り出す」ことです。葬儀では故人の霊を安らかに送り出せるよう、別れを告げて供養を行います。
日程
お通夜は、一般的に故人のご逝去後すぐに、葬儀の前夜に執り行われます。 参列者が仕事終わりに参列できるように、18〜20時頃に執り行うのが基本です。また、古くから故人の霊は日没とともに家に帰ってくるという言い伝えがあり、その霊を迎えるために夜に執り行うようになったという説もあります。
葬儀は、一般的にお通夜の翌日に執り行われます。 故人が亡くなった翌々日頃、火葬の時間を考慮して、午前中に執り行うのが基本です。ただし、火葬場の予約状況やご遺族、参列者の都合によっては、午後に葬儀が執り行われることもあります。
参列者
お通夜の参列者は、家族、親族、親しい友人などが基本です。ご遺族や故人と親しかった人々が集まります。葬儀の参列者は、家族、親族、親しい友人、知人、会社の関係者など広く集まります。
お通夜に参列した人は葬儀にも参列するのが一般的ですが、都合がつかない場合は、どちらかにだけ参列しても問題ありません。お通夜か葬儀かどちらに参列するべきか悩んだときは、故人と親しい間柄であればお通夜と葬儀の両方、知人や仕事の関係者の場合には葬儀に参列するのがよいでしょう。
内容
お通夜では、読経や焼香を行い、集まった人たちで故人を偲ぶために静かに過ごします。 故人のご遺体が安置されている場所で、生前の思い出を語り合い、故人との別れを惜しむのです。通夜ぶるまいといって、ご遺族が参列者や僧侶に向けて夜ご飯を準備し、みんなで食事をすることもあります。
葬儀では、読経や焼香を行い、故人の棺に花を手向けたり、最後の挨拶をしたりします。葬儀には悲しみに暮れるご遺族を励まし、支え合う意味合いもあります。故人を偲んで弔いの言葉を述べ合い、供養を行うのが葬儀の役割です。
服装
お通夜と葬儀は、どちらも喪服で参列するのが基本的なマナーです。しかし、近年では価値観が多様化し、お通夜は喪服ではなくても地味な服装であれば問題ないという考え方も広まっています。
お通夜に喪服以外で参列するときは、一般的な葬式の服装マナーと同様に、黒無地で光沢のない素材を選ぶようにします。 殺生を連想させる動物の革や毛皮などの素材も避けて、葬式に相応しい服装で参列するよう気をつけましょう。
お通夜・葬儀・告別式の違い
お通夜と葬儀の他に、「告別式」という葬式があります。 告別式とは、故人とのお別れをする儀式のことです。 葬儀の最後に執り行うのが一般的で、葬儀と告別式を区別せずに「葬式」や「告別式」と呼ぶこともあります。お通夜と葬儀と告別式の基本的な違いをわかりやすくまとめると、以下のようになります。
お通夜 | 葬儀 | 告別式 | |
目的 | 故人との最後の夜を過ごし、冥福を祈る | 故人の霊を供養し、冥福を祈る | 故人とのお別れをする |
日程 | 葬儀の前夜 | お通夜の翌日 |
葬儀と同日(最後に執り行う) |
参列者 | 家族、友人、親しい間柄の人たちなど | 家族、友人、親しい間柄の人、知人、会社の関係者など |
家族、友人、親しい間柄の人、知人、会社の関係者など |
内容 | 読経、焼香、故人のご遺体の傍で過ごす、通夜ぶるまいなど |
読経、焼香、弔辞など |
出棺、閉式の挨拶など |
お通夜、葬儀、告別式はまとめて「葬式」といいます。 お通夜は故人がご逝去した翌日、葬儀の前夜に執り行うのが一般的です。 葬儀や告別式は故人がご逝去した翌々日以降に執り行うのが基本で、同日にまとめて執り行うことも多くあります。
「家族葬」や「一日葬」など例外のケースもありますが、基本的にはお通夜、葬儀、告別式はそれぞれ意味合いや儀式の内容が異なっています。
お通夜と葬儀の違いは目的や内容にある(まとめ)
お通夜と葬儀の違いは目的や内容にあり、日程や参列者、服装マナーなども少し異なります。 お通夜は葬儀の前夜に、故人と親しい間柄の人たちで集まり、故人のご遺体の傍で最後の時間をゆっくりと静かに過ごします。
葬儀はお通夜の翌日に、故人の知人や会社の関係者なども集まり、供養を行うのが特徴です。 葬儀の最後には、故人とのお別れの儀式である告別式を執り行うこともあります。お通夜も葬儀も告別式も、故人を偲び最後のお別れをする大切な葬式です。 それぞれの違いを理解し、マナーを守って葬式を執り行う・参列できるようにしましょう。
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